冬期講習の授業二日目。悩みは人それぞれ。

パリカト
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授業二日目。昨日より更に寒くなってきました〜。

日本の首都圏の天気予報で、予報士が
「今日は本当に風が冷たかったですね!」
なんて語っている時よりも
また更に寒い位のイメージです。
でも、学校に行き、教室に入れば暖かいので、
おかげさまで授業には集中できます。

パリのメトロは毎日どこかが遅れています。
今日も、どこやらの電車が信号故障していた
らしく、この寒い中を適当なアナウンスだけで
1時間も駅構内で待たされたクラスメートは
すっかり冷えきって学校に到着してた…かわいそう…。

国籍まちがえてました。クルドの話。

そうそう、昨日の記事で、
クラスメートの国籍を間違えてました。
イランじゃなくて「イラク人3名」でした。

このうちの二人は、授業中にフランス語以外の
言語でしょっ中おしゃべりをしているので
よく先生に怒られています(笑)

北朝鮮国籍の二人もかな。

でも、授業中のおしゃべりって、万国共通
「話しかけ始める方」はいつも同じ生徒だ。
(で、その生徒が反省しないパターンで、
 延々繰り返される)

北朝鮮国籍のよく喋る生徒の一人は
思いついたらばんばん発言する。
超早口で、口を大きく開けずに発音するので
かなり聞き取りづらい。
先生に発音を個別で直される率はナンバーワン。

それと、あまりおしゃべりに参加しない
イラク人の女の子が一人いる。
彼女の母国語はクルド語なのだそう。
「クルド語って、アルファべではなくアラビア
 文字だし、フランス語とは大分違うのよ」って
言ってました。日本人の私にも
「(非アルファべ民だし)お互い大変よね〜」
なんて声をかけてくれました(笑)
漢字文化のアジア人が苦労してるのを
察してくれるのか…優しいのだ。
そうだ、自分だけが苦労しているわけじゃない。

それから、ナイジェリア人の女の子は
普段はアイルランドに住んでて
今だけパリに来ているそう。

ドイツ人の男の子はヨガが趣味。
将来、フランス語圏のレバノンなどで
仕事をしたいので、
フランス語を学んでいるという。
(ドイツ人なのに肉はあまり食べず、レバノン料理が大好き)

すごい多国籍、多民族のクラス。
地球はひとつながりって感じ。

(画像:Unsplashから)

生徒ごとに、授業で難しく感じるポイントは違う

今日はアメリカ人、ドイツ人学生と
授業以外の時間に、英語で少しだけ
コミュニケーションをとりました。
(授業中は、仏語以外の会話は禁止です)

不思議だったのは
授業の内容やペースについて
それぞれが難しいと感じているポイントが
だいぶ違うこと。

例えば
発音が難しくて苦労している、
先生の説明が早くて意図が分からない
(文法面、あるいは文化面で)等々…

そういえば、よく観察していると
一見分かっていそうな顔、
自身ありげな顔をしている生徒でも…

いつも同じところを間違えていたり…
(主語の「彼女」が「彼」になってる)

活用がうろ覚えだったり…
(活用を暗唱させると超間違えてる)

あるいは、フランス語の音のつながりが
いつもめちゃくちゃだったりする。
(リエゾンするところが違う)

他にも、時制によって使える表現が変わるのに
テキトーにつかってたりする。

間違えている点を確認し、改善しようと
細かくこだわる傾向は日本人より薄い。
ある意味おおらかで、前向き。どんどん進む。

ただし、そこは直しておかないと、
上のレベルに上がっても
常に同じところで減点され続ける
というのはあるだろうけど…。

日本人はこだわりすぎるから、
仏語会話の上達が遅いのかもですね。
こういうところに国民性が出るんだな。

これから3週間で、誰がどう上達していくのか
ちょっと楽しみ。
それも自分の見取り稽古だから。

ちなみに私は
ヒアリングが他の人より全然ダメなんですけど
他の人が誰も答えない問題に答えられます。
(基礎文法だけ)

只今、20:45のパリの外気温は、マイナス1度。
さ、まだまだこれから宿題やりますよ。

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