フランスのビザのお話

ルーブルの夜景 手続きいろいろ
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フランス留学でビザを取得するなら、学生ビザ、ビジタービザ、ワーホリビザという選択肢があります。

長期学生ビザ

フランスの場合、90日までの短期留学ならビザは不要です。もし4ヶ月以上1年間までの滞在を希望するなら、この長期学生ビザが必要になります。日本で手続きできるのは4ヶ月以上1年間までのビザで、留学がそれ以上の期間になる場合は、現地で滞在許可証の延長を申請する仕組みです。

そしてこのブログの他の記事(手続きカテゴリ)にも書いていますが、同じ学校に通っていても、滞在許可証をどのくらいの期間延長できるかは、人によって様々でした。妙に短い期間しか延長させてもらえなかったり、逆に少し長めに延長してもらえたり。担当者によって結果がかわるという、これもフランスあるあるです。

どうやら延長許可を出す県庁は、各学校について「ここはちゃんと勉強しないと進級できない、厳しめの学校」なのか、あるいは「真面目な学生はほとんどいなくて、出稼ぎか遊び目的の学生が多い学校」なのか、その辺の事情を把握している感じがありました。私がちょっと長めに延長してもらえた時は、担当者が「あの学校でこの進級度合いなんて素晴らしいわ」と話しながら、少し長めに延長してもらえたので。(実際、かなり真面目に頑張っていましたからね…)

県庁の他のブースで、手続きをしていた学生の学習進捗が芳しくなかったのか、窓口の担当者にかなり厳しい対応をされていたのを見かけた事もあります。延長申請するなら、学習がんばりましょう!

ちなみに、長期学生ビザはビジタービザと違い、生活費を賄うための労働がある程度は許可されています。年間964時間、週20時間が上限なので、現地で就労経験もしておきたいというならこのビザでしょうか。

ただし、上記の延長申請の状況からすると、仕事で疲れきってしまい、成績が落ちてしまうと、延長が厳しくなるという…。バランスが大事です。

■CampusFranceのビザ案内ページはこちら↓

ビジタービザ

留学中に「仕事をリタイアしてから、ビジタービザで留学してきました」という素敵な人生の先輩方にお会いできました。このブログを読んでくださっている方もいらして、時間があったらもっといろいろなお話をしたかったなと思っています。

ビジタービザは、学生ビザと違って就労は一切できません。それでも、学生ビザのように学習成果を証明する単位や修了証明、ディプロマ等を求めずに、自分のペースで様々な学びを得たい方に向いていると思います。

日本で取得できるのは3ヶ月以上1年間までのビザで、それ以上の期間を希望する場合は、上記の長期学生ビザと同様、現地で滞在許可証の延長申請をします。

延長条件など詳しい話はお聞きしなかったので、経験者の方がいらしたらコメント欄で教えていただけると嬉しいです!

ワーキングホリデービザ

私の周りでは、なぜかワーホリビザで渡仏してきている人をあまり見かけませんでした。(厳しい学校で厳しめのクラスの履修が多かったから、ワーホリの人に遭遇しなかった?)

18歳以上30歳未満まで、期間1年までのビザです。延長の仕組みは無く、ハードな学習は求められないので、例えばフラ語ができないまま日本人ばかりのバイト先で時間を過ごすとなれば、語学の伸びに関しては微妙といえます…。勉強以外の目的がはっきりしているほうが、このビザを真に活用できるような気がします。


いかがでしたでしょうか?
今はコロナ禍で大変な時ですが、ライフステージや目的によって、それぞれのビザを活用し、フランス留学を検討してみてください。

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