3ヶ月以上フランスで学びたい日本人留学生は、
長期学生ビザを日本でとり、
更にフランスにきてから
「滞在許可証」の申請をします。
私はパリに着いた翌日の１月４日に
滞在許可証の申請を書留で出したところ、
２月3日に、OFFI（フランス移民局）から
「貴方が現在、滞在許可申請を提出中で
あることを証明します」
という手紙が届きました。
正式な滞在許可証が出るまでは
これが代わりの証明になるのだそうです。
（＝不法滞在者ではありませんという証明）
滞在許可証は、入国後3ヶ月以内に取得しないと
いけないのですが、
それには役所からまず「召喚状」が届き、
健康診断等を受けねばなりません。
今日の郵便は召喚状ではないらしい…。
ま、とりあえず手続きはゆーーーっくり
進んでいるらしいことは分かりました。
そのうち召還されるのでしょう。
留学生にも関係ある、フランス選挙の話
フランスでは今、毎日テレビで
大統領選挙が報道されています。
ニュースで名前がでるのは、
極右のマリー・ル・ペン、
右寄りのニコラ・サルコジ、
大体真ん中のバイヨー、
ほぼ真ん中で少し左のフランソワ・オランド、
緑の党（エコロジスト）のエヴァ・ジョリ等でしょうか。
右派は、ルペンかサルコジ。
一方で現在フランスの左派は、
人数が少ない訳ではないのですが
流派の性格的に「強いリーダー」が出にくく
左側でぐいぐい行ける政権•政党というのは
なかなか現れないそうです。
キャラがたたない分、票がばらついてしまう。
何処の国も同じだ。
ちなみに、
シラクはサルコジと同じUMP党（右寄り）、
ミッテランはオランドと同じPS党（左寄り）です。
日本でも
サルコジの苦戦が報じられているようですが、
これは極右のルペンとの差別化が難しいから
とのこと…。でも、どちらが政権をとっても、
フランス留学を希望する学生にとっては
状況がよくなることはなさそうです。
最近、留学生の滞在許可が下りにくくなっているし…。
サルコジ大統領になってから、
外国人留学生のビザ取得や滞在許可の「基準」が
大分厳しくなりました。
特に、いわゆる発展途上国からの留学が大変と聞いています。
そもそも留学ビザの申請時に
滞在期間中の生活資金を
ちゃんと用意しているかを証明する為、
フランスでお金を引き出せる銀行の
「残高証明等」を出さないと
許可が下りなかったのですが、
サルコジ政権になってから
その基準金額が引き上げられてしまったのです。
「バイトしながら学ぶ」ことを許すと、
留学生の不法就労につながり、
いずれフランス人の職を奪うのだとか…。
具体的に、これってどうなんでしょうね。
確かにフランスの失業率は高めで、
大学を卒業しても４人に１人は就職できない
現状です。（就職浪人は珍しくないのです）
留学生が、そんな経済状況への批判（攻撃）の
スケープゴートにされてるだけのような
気もします。
職種が被ってないと思うし。
これも何処の国も同じか。
フランス人の大卒と
同じレベルのバイトをさせてもらえる
留学生なんて、
そもそも殆どいないと思いますがね。
（そこまで読み書き会話が「できている」ことが
就職の条件でしょ？まだそんなに仏語が
操れない学生の方が多いわけで。）
数少ない、相当な「上級者」だけだってば。
そんなスーパー留学生。いてもごく僅かだよ。
留学先選びは慎重に。厳しい学校とゆるい学校、留学生絡みの事件も。
近年、留学生関係の事件もそれなりに起きています。
地方の大学で
中国人留学生が組織的に学位を買う
（教授への賄賂でテストをクリアさせていた）
事件が発覚したり、
留学ビザで入国したのに
殆どバイトばかりで勉強しない留学生が
いることも事実なんです。
（バイト代＆貨幣価値等のレートからみて、
発展途上国の学生に多いお話ですが…
日本は2012年現在、ユーロに対して
円高なのであまり意味がない）
パリカトはその辺とても厳しいので
（＝簡単に修了証はださない）
そういう学生はあまり見かけないようですが、
一部の私立語学学校には、
生徒がどんなに休んでもほったらかしで、
学費さえ入金されていれば
どんな学習態度＆成績でもオッケーってスクールもある。
熱心な先生が多いか、
そして
周りに勉強する気のある仲間は居そうか？
（そういう教師や生徒が選ぶ学校はどこか、ってこと。）
フランスでちゃんと勉強したい場合は、
その辺、学校の実態も調べてから
留学することをお勧めします。
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