オテル ルテシアの牡蠣。

食生活
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学校最寄りのメトロ駅前には
「コルビュジェ広場」があり
(ここにはコルビュジェ設計の建物は
 無いんだけど)
その一角には「ルテシア」という
四つ星の立派なホテルがあります。

何たって「四つ星」…
とても学生の身なりで入れる雰囲気じゃないので
いつも外から素敵な建物外観だけ
楽しませてもらっています。
中では、たまに何かの撮影もやってますし。

さて今日、そのルテシアの前で信号を待っているとき。

レストラン横のガラス張りのコーナーで
一人のおじさんが
牡蠣の殻をナイフで次々あけていました。

気温10度くらいの中、氷と牡蠣を触りながら
ぱっぱか素早く殻をあけていくものだなーと
ぼんやり見ていたら、
おじさんが「カキ!カキ!(日本語)」と
声をかけてきました(笑)

ルテシアの周りにはガードマン等もいて
普段は中々近づけないので
面白いからこちらも
「カキ?!」と返事をしながら近寄ってみました。

すると、おじさんが嬉しそうに幸せそうに
「こうやって食べるんだ」とジェスチャーをして
一つ私に殻をむいて、その牡蠣をくれたのでした。

食べていいの?と身振りで聞くと、
どうぞどうぞと笑顔のおじさん。
一口食べると、もう、
すぐに飲み込むのが勿体ない位おいしかった!
びっくりした!

(画像:Unsplashから)

レストランのお客さん用に
きれいにお皿に盛りつけられたのも置いてあって
それはすぐにギャルソンが来て次々運んでいく…。

どうやら
フランスで何か賞をとっている牡蠣なのか
店の横には賞状みたいなものが何枚か貼ってある。

この牡蠣はどこで取れたの?と
何回か聞いてみたが、
またもやフランス語がうまく伝わらず
そのうちおじさんが
「この箱にいれて、12個で18ユーロ」と
紙に書いてくれた。
へえ。テイクアウトできるんだ!
(価格表も何もおいてないのだが…)

値段を聞いて無職の学生である私は
ちょっと考えたが、
今年はまだ牡蠣食べてないし、
ルテシアのレストランで出されている物な
ら品質は問題ないだろうと思って、
一箱買って帰ることにしました!

おじさんはレモンも丸ごと1個つけてくれた。

帰宅してから、
おもわぬご馳走ランチとなりました。
最近、蒸し野菜のトマトスープに凝っているので
それと一緒に。

あああああいいいいいあああああいいいいいうう

おじさんは、なんだか楽しそうな顔をしていた。
そういう人の扱う食べ物は、幸せの元だ。
ああ、食べ物のカミサマ、今日も美味しい出会いをありがとう。

ギャルソンの運ぶお皿を思い出して並べてみる…ホテルルテシアに入らずとも同じ牡蠣を家で食べられるなんて知らなかったー。

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