Phonétique(発音)の授業。

パリカト
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さて、2月後半から始まった新学期。
レベルの問題でクラス移動する人たちも
一段落したようです。(フルーツバスケットか)

私も、会話クラスを人数の少ない時間帯に
変更したり(その方がたくさん喋れるかと)、
毎週土曜日にパリカトのボランティアの方々が
開催してくださるミニ遠足に
(これもパリカトでの会話トレーニングの一環)
コンスタントに参加するようにしたりと、
やっと学習ペースが定まってきました。

というわけで、パリカトの授業についてご紹介します。

週1回のPhonétique(発音)特講が面白い

先生は、名前から見てイタリア系なのでしょうか。
パルミエロ先生。
でも、勿論フランス語の発音のプロフェッショナルです。

まさに発音の「専門家」なのだと驚いたのは
まずは生徒の国籍ごとに、発音癖や傾向
きちんと指摘してくれること。
(つまり他言語それぞれの発音の仕組みや癖も、
 ある程度把握しているということ)

そして、フランスの地域ごとの発音の違い
明確な説明の元に
現代フランス生活の会話における
許容範囲を示してくれます。
(北部、パリ、南部で、実は結構、発音が違います)

毎回の授業で、口腔内、体を目一杯使って発音トレーニングさせられる感じです。(画像:Unsplashから)

私は日仏学院でも
発音の説明は多少受けていますし
日本の参考書でも
まあまあ勉強したつもりだったのですが、
今までの発音学習とは全く別次元という感じで、
毎回かなり新鮮な気持ちで学べています。

授業中に先生から繰り出される
「目からウロコな説明」に
思わず「へえ〜!」とか
「ああ〜そっか!」とか
ついつい私が口に出してしまうので
それを日本人のおもしろリアクションと
思っているらしく、
先生が時々私の真似をします(笑)
「ソッカー!」とか言われる。

この授業のおかげで
発音記号の謎がだんだんに解けてきて、
発音記号を読むのが苦にならなくなってきました。

それに
文法が分かった上で発音の授業を受けると
ちょっとした発音の違いで
別な文章になってしまうことも分かってきました(汗)

フランス語学習初期に、発音をしっかり学んでおくのはオススメ

Phonétiqueの授業なんて要らない…と
思っている学生も多いかもしれませんが、
個人的には超おすすめの授業です。
発音は、一回身につければ一生ものですしね。

発音の仕組みが分かってくれば
もう少しヒアリングやディクテが
上達するかもしれないし、
後から発音を矯正していくのは二度手間です。

この先生はイタリア系だからなのか、
様々なジェスチャーを交えて教えてくださいます。
しばしば生徒たちを起立させて
手や体も動かしつつ、
フランス語のイントネーションや発音のリズムを
体で覚えられるように、授業を進めていきます。
口腔内のちょっとした筋肉なんだろうけど
発音ってなかなか難しいよね…。

日本語の母音は5つだけなので、
今まで発したことのない
様々なフランス語の母音を発し分けるのは大変です。

そういえば別件で、他のクラスのある先生が
「イタリア人の両手を縛ったら、
 彼らは喋れなくなるからねー」とか
さらっと言ってたことがある。
イタリア系はよく喋る。

これを見習って、
喋れない時、発語が追いつかない時は
まずは体を動かしてみるか…。

ついでに発音も良くなると尚良しってね。

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