フランス語の聴解。オーディオの楽しみ方をヒントにしてみた。

パリカト
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フラ語の聴き取りに苦しむ
いつもの個人的な試行錯誤です。
発音のクラスでの話。

最初のうちは
先生の口元が見やすい「前の方」に
座っていましたが、
最近は「一番後ろ」の席に座るように
しています。

というのは
オーディオの音を愉しむのと似た感じで…

「口腔内のどこからどんな風に
 音が広がっているのか?」を感じ取る為に

発音している先生を
教卓から少し離れて見てみる(聴いてみる)方が
私にとっては分かりやすかったからです。
(これは個人の耳のくせ?によると思います)

フラ語の発音は、基本的に
①唇を丸くあける/横にひく
②口を開く大きさ/4段階
③口腔内の舌の位置/前、後、上、下
この組み合わせで音を出していきます。

先生の発音するところを少し離れて見ていると
音が「すっと前にでていく」ようにみえたり
「不思議と口腔の後ろの方に広がっていく」
ようにみえたりします。

みえたり、じゃなくて、
きこえたり、が正しいのですが、
私の感覚では「みえる」感じなのです。

うまくすれば
口腔内でどんなカタチをとれば
その音が鳴るのかみえてきたりもするので
自分でも再現しやすくなります。

まるで、オーディオ機器を相手に
音観察しているみたいな感じです。

音響機器を楽しむように。

(画像:Unsplashから)

私には
音を「立体」でみるという感覚があります。
人によっては
音を色のように感じる人もいるそうですが、
私はどちらかといえば音が作り出す
「カタチ」をみて楽しんでいる感じ。

たとえばオーディオ機器を楽しむ場合、
スピーカーは左右に二つあるのに
うまくすれば
真ん中に人が立って歌ってるように感じますよね。

録音?の上手いCDだと
部屋全体に音の空間が広がるのに、
録音技術が拙いCDだと
目の前のせまーいところだけで
音が鳴ってる感覚だったり。
(部屋全体が鳴ってるように感じるCDは
 心地よいものです)

同じCDでも、
曲によって音の重心が低いところにあるものと
額の上あたりに中心を感じるものとがあって、
それが一枚のアルバムの中に混じってて
(曲ごとに音作ってる人が違うから)
1枚通して楽しく聴けたり。

そんな感覚に、発音の授業は少し似ています。
そんなオーディオ趣味の下地があれば
フラ語のオウム返しの準備はバッチリです。

発音のオウム返しは
うまくできるようになったから、
次は自分の言葉も
自然に発音できるようになることが次の目標です。
難しいですど。

そして目下の大問題、
耳ボキャ強化(=ヒアリング上達)には
別のさらなる修行が必要です。

意味不明の文章でも
おうむ返しだけなら出来ちゃったりするので…。

でもでも、耳ボキャが強化されれば
いろんな講義やコンファレンスを
フランス語で聴けるはずだから!
フランス生活が充実することは間違いない。

がんばろう…。

余談をひとつ。
フラ語には時々、日本語の中では下品かなーと
思えるような発音もあります。
最初はその音を発音するのに
ちょっと抵抗がありましたが、
今は大分慣れました。

「オエ〜」って感じに聞こえる音で(笑)
フランス人がやると
変じゃないのが何とも不思議。

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