人生において、無いと寂しく思うものは。

日記
この記事は約2分で読めます。

先週前半までは、5月のパリらしくない寒さで
雨ばかりでした。パリカトの教室にいても
数時間座りっぱなしだと冷える。
雹(ひょう La grêle)の予報もでる。
雷の日があったりして、あ、それは春雷か。

それが今週後半から
空気が丸ごと入れ替わったように、
初夏の陽気に。湿度も60%だったのが、
また30〜40%台に戻って、からりとしてる。
もう、半袖で過ごせそう。
本当に、いきなりの初夏。

日本を離れて、
一人で1年以上過ごすとなると
自分は一体何を懐かしく思うのか、
何に飢餓感を覚えるのか、
何を恋しく思うのか、
逆に、無くてすっきりするものはあるのか…、

それを体感しておくのも面白いなと思っていました。
個人的な人生の実験として。

そうしたら案外、
季節感とか、空気のにおいとか、
そういうのが結構
自分にとっては大切なものでした。
季節や天気の入替り時の
空気の匂いをかいだり、
朝方の鳥の声を聞いたり、
花屋の花の種類の変わりようを眺めたりして、
「あ、この匂い知ってる」とか感じる時間が
あると、何となく安心できるものです。
そういうどうぶつ的な感覚が得られない場所、
知ってる感覚の得られない場所だったら、
もしかしたらこちらでの生活を
しんどく感じたかも。

あとは、水。
日本のやわらかいお水。
毎日飲むのも、料理するのも
顔を洗うのも、お風呂に入るのも、
あのやわらかいお水が、今とても恋しい。

渡仏して初めて
小さなビールの缶を買ってみました。
(何故フランスでビールかってね…)
自分は滅多にお酒を呑みませんが、
集中して勉強した後に
がくっと寝る為の一缶にしてみました。
アタマに血が上ってるのを、下げる為に。
よーく缶を冷やして、
さっきお風呂上がりに頂きました。

たいして旨くは無いけれど、
案の定だいぶ効いてきたので、寝ましょう。
おやすみなさい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました