渡仏初年は、確定申告不要だった話。(2013追記あり)

手続きいろいろ
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フランスには源泉徴収という仕組みはなく
サラリーマンも含め
各自で確定申告&納税をします。

だからフランス人は
自分が毎年税金をいくら支払っているか
よく分かっていて、納税意識も高く、
大統領選もあんなに盛り上がるのかもしれません。

毎年5月が申告シーズン。
2回目以降はネットで出来るけど、
最初はどうしても税務署での手続きが
必要になるそう。

制度の仕組みとしては、
その年の1月1日にフランスに居住していた人
5月頃に申告するという流れです。

だから私の場合、
1月1日にはまだ入国していなかったので
今年の確定申告は必要ありません。
来年の5月には確定申告をすることになる…
というわけです。
(無職の外国人留学生という立場でも。)

ただ、アロカシオンという住宅家賃補助を
受けたい場合、確定申告をしていないと
支給が止められてしまうという話を
聞いたことがあるので、
とりあえずやっておくか…と焦った私。
(詳しいルールがわからないけど、
 やらないで文句言われるより
 やって文句言われる方がマシかと思いまして…
 フランスの手続き関連って、
 担当によって回答が変わるし…)

以下、結果的に渡仏初年は必要なかったみたい
なんですが(納税しなかったし)
とりあえず税務署に行って
確定申告してみた時の記録です。

1月上旬に入国した場合の申請方法は
とりあえず在るってこと。

税務署での申請内容

まずは税務署に行って、申告用紙を貰います。

私の場合は
1月上旬に長期学生ビザで入国したので
NOUVEAUX ARRIVANTSという立場での
申請をしました。
(これが、昨年から入国していて
 1月1日にフランス在住となると
 住民税も今年からかかるので
 必要書類が異なります)

今回の必要書類、4点

① フランス入国日の証拠になるもののコピー
 (パスポートの入国日がスタンプしてあるページ)
② 身分証明書のコピー
 (パスポート、ビザ、滞在許可証のコピー)
③ 賃貸契約書と1月分の家賃支払領収書のコピー
④ 居住証明のコピー(電力会社EDFの請求書)

当日の手続きはすぐに終了

上記を全部揃えて居住区の税務署に行くと
(税務署のサイトが見づらくて
 役所の場所を探すのも一苦労しました)
3つくらい窓口がありました。

私が行ったのは受付最終日の午後でしたが
5分ほど並んですぐに手続きできました。

持参した書類を一つずつ見せて「これで完璧?」
と私がきくと、
1カ所サインが抜けていたところがあって
そこだけ書き込んで終了。

大丈夫かなあ。

フランス行政手続き、人によって言うことが違う(でも悪気はない)

…というのは、ある友人の話では
税務署に書類を貰いにいった時点で
案内係のようなおじさんから
「えー、外国人留学生で無収入だったら
 出さなくていいんだよ」と言われたそうで。

一方、私はこうして
15区の税務署で申請が受理されている。

フランスのお役所って
人によって言う事が全然違うんですよね。
なんだかもう税務署の人さえも信用できない。
(アロカ申請に行くと「あとで確定申告しろ」
 って言われるのにな)

とにかくやれるだけのことをやって
自衛するしかない。

(そういえば、
 フランスの銀行口座を作ったときだったと
 思うんですが、係の人の話で、
 確定申告が済むと、9月頃に
 「あなたは無収入です」という書類が
 役所から届き、この書類を使って
 図書館などの公的施設を利用できたり、
 銀行でフランス居住者用の口座が作れたりする
 っていわれたような…。)

なんて言ってたら
電力会社から、なんか変な留守電が入ってる!
続きは次の記事で!

2013.1追記

結局9月には何の証明書も来ませんでした。

2013年1月になって
「無収入と申告されたので、
 課税通知は送りません」
「あなたは1月1日には入国していなかった為
 申告の必要ナシというカテゴリに当てはまる
 のでよろしくネ」的な手紙が来ました…

まあ、確定申告したって証明だけは取れたので、
よしとしよう…何事も経験。

来年の確定申告の練習って思えばいいんだ。

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