初夏のパリ、生の杏。

食生活
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最近、手続きカンケイの内容が多かったので
今週は雰囲気を変えます!
まずは果物篇。

パリに来てから
生の果物で然程美味しいと思えるものがなく
やっぱり生食なら
日本のものの方がいいのかなと思っていました。

ところが5月に入り、
八百屋さんの店先で山盛りになって売られ始めた
この生杏。1キロ7.95ユーロ、量り売り。
なんとこれが…とっても美味しかった!

日本でよく見かけるものより
ちょっと縦長の杏。
籠の中には、堅いのと柔らかいのが
混じっています。

堅い実は少し置いておくと
だんだん甘い薫りが漂ってくるので
そこが食べごろです。
柔らかくなりすぎないタイミングで頂きます。

朝晩さわって、匂いをかぎ、
甘い香りになってきたらチャンス到来。

包丁が無くても
がぶっとかじって皮だけ出せばよいので、
ホテル住まいでも食べられるし
この時期にパリに来る方にはお勧めです。

パリには美味しいお菓子も沢山あるけれど
久しぶりに味わう自然の甘みは
いい気がいっぱい詰まってるみたいで
やっぱり元気が出るものです。

お砂糖の精製した感じの甘さとは違う。

ひとかご山盛り買って、
少しずつ柔らかくなるのを待って、
数日かけて一人で完食しちゃいました。
また買おう。

そういえば杏というと
小学校の国語の教科書のカラー挿絵に、
杏の花が咲く山里に
たぬきが遊んでいる可愛い絵があったのを
突然思い出しました。

なにゆえパリで日本のたぬきを思うか…

これは狸かアライグマか…

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