オルセー・マジック。改装後の色彩演出を楽しもう

美術館・博物館
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今回、母にNHKのオルセー特集を録画した
DVDをパリに持ってきてもらいました。
オルセー美術館の「内装リフォーム意図」を
しっかり予習してから、いざ現地へ。

9時半オープンぴったりに到着したら
既に凄い行列が…。そういえば
ちょうどルーブルの休館日だったから
観光客がみんなこっちに来てしまう日だった…
うっかり忘れてました。

そして、フランスあるある
「今日のオープンは9時45分になりまーす」
と張り紙が出され、更に、遅れ…遅れて…
結局オープンは10時15分。
ま、そんなのパリのジョーシキですよ。(慣れた)

まあ、そんなこともありつつ…
今回のオルセーのリノベーションで
新しくなった展示空間は、
本当に印象派の色や輝きを堪能できる
すばらしいものでした!

例えば。

展示室の背景の壁の色
青みがかった深紫や
緑がかった深いグレーなどに塗られている。

これに対比して、
展示された絵の中の「光」が、物凄くリアル
感じられるように計算されているのです。

今までのオルセーで、
白い大理石の壁に
まるで高校の文化祭展示のように
無造作に飾られていた絵が、
全く違った絵に見えたほどです。
(以前は、すごい有名な作品が
 随分とぞんざいに展示してあるなあ、
 なんて思ってたのに…)

この色と光の演出を
少しわかりやすく説明するなら、だまし絵か。

まず「黄色い」円を描き
その丸の背景の色を変えると、
人間の目にはそれらが
「違ったトーンの黄色」に見える…、
あれと同じ原理です。

名画の中の色彩が
より際立って見えるようになっていました。

最初、なんだか私は
「名画にそんなトリック、やっちゃいけない!」
なんて妙な罪悪感を感じながら
鑑賞し始めたのですが、実際に展示をみたら…
「あっさり降参」です。

ほんと、「一瞬で降参」。

いいじゃん、こんなに感動できるんだから

というモードに入って、
思いっきり楽しめました…(ちょろい私)

Café Campanaでお昼

そして早めに移動し、カンパナ兄弟デザインの
新しいカフェでお昼にします。

アラカルトでサラダとクロックムッシュを。

量が多いので、1品ずつとって母とシェアしてちょうどでした。
オレンジと水色の色合わせ、良い

そしてデザートは巨大なエクレア。

携帯と並べて撮ってみました。エクレア長い…

とにかく、この展示手法を見てしまうと
普通の美術館が物足りなくなるくらい
色彩を思いっ切り楽しめるオルセー・マジック。
これはお勧め!

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