八月のパリ。

フランス社会・街並み・建築
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今日で夏期講習が終了しました。
秋学期からも、何とかこのまま順調に
上のクラスに進めるようです。

試験の成績次第では、同じレベルで
秋学期もやり直しというケースがあるので
それも覚悟していましたけれど、
ひとまず進級決定ということで、
少しほっとしました。

今日の午前中は
パリカト授業最終日の恒例イベント、
皆でお菓子や飲み物を持ち寄って
(勿論ワインも)プチ打ち上げをしました。

若い学生は
たいていお菓子や乾きものを持ってきます。
そこで私、最年長者(笑)は
メロンをむいて一口サイズに切り
楊枝付きで持参してみました。
パリのメロンは今、2個で5ユーロ程。
安くて甘くて美味しいのです。

お菓子類ばかりがかぶるのも何なので…

八月のパリは、1ヶ月の間に
随分と気候が変わったような気がします。
8月上旬、中旬、下旬で、
全部違う季節だったような…。

例えば…。
八月上旬のパリには、カモメが居ました。
授業中に、遠くからカモメの声が聞こえてくると
先生も「いいね〜、バカンス気分だね〜」
なんてうっとりしていましたし。
確かに、いい気分。
バカンスの始まり気分。

中旬になると、パリの街中では
バカンスで休みに入るお店がどっと増え、
夏期講習中のランチが
思うように買えなくなります…。
例のベーグル屋さんもお休み。
開いている店が少ないので、
ランチの買い物は、ちょっと並ぶことに。
そして、夕方のスーパーは妙にすいてた。
夜の住宅地の窓明かりが少ない。
朝の通勤時間に、車もあまり走ってない。
パリ市内が、何だか、がらーんとした感じ。

そして中旬になって漸く
パリでも気温35度という暑い日がありました。
湿度は50%程ですが
なにしろ冷房の無い街なので、
窓を開けて風を通すか
窓の鎧戸があるなら閉めて日光を遮るしか
対処方法がない。
原始的だけど、体にはやさしい。

向かいの建物の影がさしてくれば、鎧戸を開けて風通しできる。

真夏日の事を
フランス語でCanicule と言いますが、
このCaniculeの日には
テレビで「熱中症予防に水分を取りましょう!」
というCMが流れていました。

「この程度で?日本よりマシだよね」と
思わず一人でテレビに反論した日本人約1名(自分)。

そして、もう下旬。
街路樹の一部は落葉しはじめていて、
毎朝の通学路でも
落ち葉のかさかさという音がきこえます。

既にプラタナスの黄葉も。

そういえば、窓越しに聴くプラタナスの葉音も
上旬にはもっとみずみずしい音がしていたのに
今はさらさらと乾いた音になりました。

パリの夏は短いって、ほんとかも。

自転車の下の、落ち葉の量に注目。

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