南伊旅5:陶器の街、カルタジローネ

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ローマ時代から陶器を生産していた街、
カルタジローネ。
現在は、この街がまるごと
世界遺産に指定されています。
確かに「世界の街歩き」とかに
出てきそうな雰囲気なので、
散歩記録の写真多めでお送りします。

坂の多い街で、上から見るとこんな眺め。

特産のマヨルカ焼きを使った、この大階段が街の名物です。

マヨルカ焼きは、鉛や錫の入った釉薬で
白く焼き上げた陶器(ファイアンス)。
鮮やかな黄色やブルー、グリーン等の
色鮮やかな柄を描きこんであり、
この階段にもふんだんに使われています。

蹴込の部分が全て陶板。14段ごとに、異なる時代のモチーフをデザインしてあります。
作者の名前?
坂の途中、所々このように横道がある
坂の多い街によくある、観光客用のこんなバスも
シシリア銀行の建物
役所前の花壇。毎日、日付のところを植え替えているらしい。
この階段、コースケさんのGANGSTA.に出てくる階段に似てる
地元の教会。ある意味、さっぱりと綺麗に修復されている
こちらの牧師さんは、教会の片隅で信者のおじいさんの懺悔を聞いた後、オルガンの練習をしていました。服装カジュアルです。
こんな横道も、ちょっと覗きたくなる
お昼時、役所前の広場には街の住民がいっぱい集まっていました。何をするでもなく、ただだらだらおしゃべりの時間。

南イタリア、シシリアの土地柄。パリと文化の違い

このあたりで気づいた事を一つ書きます。

例えば、この広場にいる住民は、ほぼ男性のみ。
映っている女性達は、おそらく観光客だけです。
地元の女性ではない。

南イタリアは「超」保守的な土地柄で、
シシリア島に至っては、
さらにその傾向が強いみたいだ。
女性は家で、男性は外、というのが、
どの街でもわかる。

一方、家の中では
「マンマ(お母さん)」が最強。
お父さんは、お昼も夜も、家で食べる。
仕事の後に他所でごはんを食べて来ることは無い。
そんなことをしたらマンマにぶっ飛ばされる。

でも、政治の世界等、
外の事は男だけ、という感じ。
(チッチョリーナは例外)
だから、街中のベンチでダラダラ喋ってるのは
男だけ。女性達は家の中でおしゃべりをする。

パリでは絶対あり得ない文化。
私はイタリアでは絶対に生きていけない気がする。

Ristorante Pizzeria “Fra.Ma.Lu.”のランチ

坂道の上のリストランテ。家族経営のお店です。
3人の子供達がサーブを手伝っていて、
その子達の名前がお店の名前の元に
なっているそう。
本当に「ファミリア」の国だ。家族、家族、家族!!!

ランチは、ポモドーロと茄子のパスタ。
豚薄切り肉を、薄い衣で揚げたもの。

このあたりは
豚肉のおいしい地域(銘柄豚あり)なので、
このカツもとても美味。
パリより豚肉美味しいかも。
デザートのはババはちょっと甘すぎましたが、
全体的には大満足の昼食。

モノクロで撮ると
映画のワンシーンみたいになる街、
カルタジローネでした。

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