パリ、珍しく大雪の週末。

日記
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冬のパリの絵葉書には「雪景色」のものがある。
そのせいか、私はこちらで暮らすようになる前は
パリは雪の多い街と思っていました。
(渡仏時、厚手のセーターも持参したし)

でも実際に来てみると、そんなことはなかった。
学校の先生達に聞いてみると、
ここ10年くらいはフランスの気候が温かくなり
少しは雪が降るけど、
あまり大雪にはならないのだとか。

ちなみに昔は
冬にセーヌ川も凍ったそうですが、
こちらに来て1年の間、
そんな風景は見た事がありません。

と思っていたら、
今週になって急に空気が入れ替わり、
「最高」気温が2度前後、
お部屋の湿度は20%台(からから)…、
今週末はついに大雪のフランスと相成りました。

フランス人にとっても久しぶりの大雪らしく、
ニュースで盛んにやっています。

この寒い中、
「こんな雪景色、めずらしい!」と喜ぶ
ガッツあふれる観光客たちが、
写真撮影や雪合戦をしている姿が
テレビでも流れています。

◾️2022年追記:下記ページはNASAのサイト。1880年から2021年の地球全体の平均気温の変化をビジュアル(動画グラフ?)でわかりやすく示してくれてます。すごくわかりやすいのでおすすめ

Unsplashから、雪のパリ画像

大雪時のフランス交通事情

パリ近くの空港では、
国内便や欧州便等を中心に、4割が欠航。
スイス国境付近のピレネー山脈では、
25000世帯で停電。

日本の新幹線のような
高速鉄道(TGV)も低速運行だし、
高速道路も当然速度制限してます。
現在、フランス全土の約半分が、
大雪注意報発令中。
用事がなければ家でゆっくりしたほうがいい。
(うちは幸い床暖なので、とっても暖かい)

パリ市内の電車は、地下鉄中心なのですが、
たまに高架橋で(エッフェル塔付近とか)
線路が剥き出しになっているところもあるから、
そこで電車が動かなくなってたりするみたい。
そしてパリの地下鉄には暖房がついてないので
線路途中で止まった時のことを想像すると
恐ろしいものがありますな。

Unsplashから、雪のパリ画像

パリの築50年アパルトマンには庇(ひさし)がなかった

今朝から時折、部屋の窓辺で、
何かが繰り返しぶつかる音がしてました。

様子を見てみると、
この建物には、庇(ひさし)的なものが無いため
どこかの上の階の窓枠に溜まった雪の塊が、
ぼとぼと落ちてきて窓枠にあたり、
がしゃんがしゃんと音を立てているのでした。

雨の多い日本では、開口部の上には、
ほんの5〜10センチ位でも
庇がついてることが多いですが
(高層マンションは別として)
あれって、案外役に立ってたのではないかと、
今になって思う。
(雪だからってこんな音はしない)

恐るべしフランス現代建築!
素晴らしき配慮?日本の建築!
(うちのアパルトマンは築約50年で
 パリでは新しい方)

ま、しょっちゅう降る訳じゃないからいいのか。
(合理的?)

というわけで、
寒くて外に出る気が起きないので、
この貴重な雪景色はテレビで見ておく事にします。

休み明けの石造りの校舎は相当寒いはずなので、
週明けは朝から着込んで学校に行くことにしよう。

パリカト登校したら、こんな感じでした…さむそう
冬に日本で着るセーター類より、ぐっと厚手のものを1枚持っておくと、朝イチの極寒教室での授業の時に役立ちます…(画像:Unsplash)

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