テスト結果の見方も、お国其々だった話。

パリカト
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休みに入ったので、
今までのノートや書類を整理しています。
1年程前のテストも発掘、
赤ペンのメモがすごい。
必死だったなあ…

フランスと日本、合格ラインの違い

試験において
日本は「100点満点中、何点とれたか」という
テストが多いと思いますが、
フランスに来たら「20点満点」の
テストが多かったです。

しかも私が驚いたのは
「半分の10点取れればOK」という判定方式。

つまり日本でいう50点で
十分!合格!進級OK!ってイメージなんです。
最初から「100点は目指さない」というか
そもそも無理だよ、という設定。

パリカトで最初のテストを返却する時、
先生はあらかじめ
「日本人学生は最初みんな驚くのよ、
 安心してね」
と言い添えてくれてました…。(やさしい)

「点数」から受けるイメージが違った

どうやら
「点数の数字が持つイメージ」というのは
お国柄でそれぞれに違うようです。

さまざまな国からの留学生がいるので、
テストの際、先生が
フランスでのテスト点数の考え方を
解説してくれました。

(要は、この仕組みを知らずに、
 点数だけ見て
 絶望する日本人学生が
 毎年いるってことだ)

確かに、留学当初は試験結果を見るのが
ちょっと心臓に悪かったです…

フランス式 試験結果の見方とは

留学当初の、
パリカトA2クラスの先生の説明によると、

通常のセメストル(学期)のテストなら、
20点満点で
◾️〜10点で、同じレベルを再受講(=留年)
◾️10〜15点で、合格(=普通に進級OK)
◾️15〜20点で、飛び級OK。
位のイメージなんだそうです。
(厳密にではありませんが)

参考までに…
夏の1ヶ月コースの場合は、
総合で16点とれていても
飛び級は認められませんでした。
学習期間が短すぎるということでしょう。
(夏でも18点くらい取れてる人は、
 飛び級できてました)

記述式テストの攻略法

こんな様子なので、フランスでは
18点(日本で言う90点)というのは
殆どあり得ない点数とされています。
先生が「そんな風にはテストを作らない」って
言うくらい(笑)

何故かって?
マルバツ式や選択式の問題だけでなく、
「記述式」の問題があるからです…

◾️短時間で
◾️「減点させない」確実な文法で
◾️理論的な論述を仕上げる

これで総合18点とるのは、なかなかきつい。
ただし、

論述のネタは大して面白くなくてもいい
くだらない事でも起承転結つけて
文法ミスなく書ければOK

ということらしい。
(論文は内容も重要ですよ、これはあくまで語学テストの話)

そのため、点数を取ることだけ考えるなら、
文法的に簡単に書けそうな話題を選んだ方が
いいってこと。

それって、個人的には、
ちょっとつまらない時がある。
(いや、語学テストだってわかってるけど)

ついオチを考えたくなってしまう自分

実は私、得意な文法とか全く考えずに、
記述テストで
「面白い話」というか「オチのある話」を
書いてみたことが、何回かあります。
(何やってんだ)

そうすると、返却されたテストには
「文法はいっぱい間違えてるけど、
 内容がいい!」とか
先生のひとこと感想文が
書いてあったりするので、
それはそれでいい思い出なのでした。

論述のテーマは毎回その場で提示されます。面白いネタを思いつけない事も多いので、まだまだです。(画像:Unsplashより)

「笑わせる為に書いてるんじゃない」ってことを
忘れそうです…。

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