私のアパルトマンは
パリでは珍しいバスタブ付きです。
日本でいう一人暮らし用アパートの
ユニットバス浴槽よりも大きく、
縦長の長方形なので、
背の小さい私は脚を伸ばして湯船に入れます。
私の部屋の、賃貸契約のcharge(管理費)には
水道代、中央暖房費(←これは助かってます)が
含まれていて、水道代に関しては
大家さんのところに請求が行き、
大家さんが支払う。
フランスでは良く有るパターンです。
だから、自分がどのくらい水を使ってて
いくらかかってるのか判らない。
あまりに水を使いすぎると、
大家さんから水道代を追加請求されるという
噂が有ったので、入居するときには
当時の日本人スタッフの方に確認しました。
「毎日お湯をためなければ大丈夫ですよ」とのこと。
なるほど。
要するに、フランスでは
「毎日湯船に入る人は、居ない」ってことか…
そもそも「社会的」に、そういう設定ってことか…
最初のうちは、どの程度の水を使ったら
追加請求されるのか判らず、恐ろしかったので、
バスタブに湯をはる回数を減らして
過ごしていたけれど、
1年程暮らしてまだ一度も追加請求を
されたことがありません。
試しに、毎日お風呂をためてみた
では。
ちょっと実験してみよう。
ここしばらく寒かったので、バスタブ生活を
満喫してみる。
毎日お湯をためて、お風呂に入ってみた。
…すると、
先日のCAF騒ぎのときに、大家さんから
「普通のフランス人の使用量以上に
お水を使っているから節水するように」と
ついに警告が。やっぱり来るんだね。
この時、追加請求は、されなかったけど…
◾️2014年追記:
退去時に、京不動産のオーナーに
多額のお金を取られました。
請求にあたって、計算書もだしてこなくて
金額が妥当だったのかが分からず
個人的にこの不動産屋のやり方には
納得いっておりません。
友人には絶対勧めない不動産屋
(オーナーが特に)です。
バスタブを望むのは日本人くらい?
確かに、他のアジア人クラスメートと比較しても
「毎日湯船に入りたい」なんて言うのは
日本人だけ。
韓国、台湾、中国国籍の子達に聞いても、
賃貸を探すときにバスタブは要らないみたい。
韓国の子は、家族の皆が同じお湯に入るのは
自分たちから見ると衛生的に疑問だと言う。
世界の中でも
「毎日、自宅で湯船に入る」って習慣は
ホントに珍しい事なんだってしみじみわかった。
そういえば、給湯システムも、概ねアバウト。
「お風呂はどうでもいい」感が漂っている。
給湯温度が日によって違う
うち、少し前に
夜の6時すぎから10時くらいまでの間、
妙にお湯がぬるかった時期がありました。
仕方ないので、その頃は
午後の早めの時間にシャワーを浴びてました。
最近は普通にお湯が使えるようになりましたが…。
アパルトマン自体の給湯器の問題(設定or故障)
だったのか、
住人の誰かが大量にお湯を消費していたのか、
原因は未だに謎です。
それにしても、パリではこんなのよくある話。
そもそもお湯が出ない事もあるらしい
夏期講座の日本人クラスメートで
「水しか出ない日があった」って子もいた。
でも、夏ならまだいい。
極寒の1月に、韓国人クラスメートが登校してくるなり
「今朝、いきなり暖房と給湯がこわれてた!
シャワーも浴びられず、凍える程寒い部屋で、
水で顔だけ洗って、とりあえず学校に来た」って。
最高気温5度以下で、暖房無し、冷水のみって
どんな荒行だよ…(両方はきつい)
そんな日々に私も慣れてきて
お風呂の前には
必ず手で水温を確認する習慣がつきました。
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