ローマ法王、最後の挨拶。(+ パリの治安話)

フランス社会・街並み・建築
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今日のお昼前、テレビをつけると、
ニュース系チャンネルは揃って全部
バチカン生中継!!!
あっちもこっちも!!!

ほぼ全局あげて、ローマ法王パレード中継

現ローマ法王ブノワ16世
(日本語だとベネディクト16世)が
最後の挨拶をするセレモニーを
ずっと流していました。
あのサンピエトロ広場に、
10万人もの人間がびっしり。

これは2019年のサン・ピエトロ広場。(画像:Unsplashから)

ほぼ全局で映像がながれていて
フランス人にとっては、
これも大きなニュースの一つだと理解する。

一昨日の記事で書いたアフリカの話と同様で、
国が違うとニュースの重さはこれだけ違う。

ローマ法王が、存命中に退位するというのは
この700年程なかった事なので、
今回のセレモニー自体が
物凄くレアだってこともある。

宗教にうとい日本人からすると、
こんなに人が集まるイベントって
宗教関連では思いつかなくて…

皇太子成婚パレード、
ロンドン五輪後の
なでしこジャパンの銀座凱旋パレード、
あるいはワールドカップ時の渋谷とか?

宗教関連?というなら
初詣の明治神宮もすごいけど
みんな騒がず並ぶから、
パレードとは様子が違う。

次の法王を
今度は欧州出身者(白人)ではなく
南米やアフリカの出身者から
選出する可能性もあるとの事で、
後任の選出に注目が集まっています。

最近のアフリカの様子をみてると、
今こそ、そういう人選もふさわしい気がします…

一方、最近のパリ。いつも心に警報機。

(画像:Unsplashから)

今日は、法王様のニュースの合間に、
パリ付近の事件報道も流れてました。

高級住宅地のパリ16区。
街歩きしてても、比較的、治安の良いエリアです。
しかし先日、ある宝飾店に強盗が入り
店員を脅していたところに、
その最中とは知らずに
ふと入店してしまった日本人客が
強盗に斧(鉈?)で襲われてしまった。
幸い、軽傷だったと伝えられていますが…。

比較的安全っていっても、色々ある。
その色々ある頻度が日本より高いってことを
いつも意識して暮らしてる感じです。

パリで賃貸を探す際に、
ある程度、区によって治安の想定はできます。
でも、私も一人でさんざん歩き回ったのちに
思った事なんですが、
通りを一本入れば雰囲気も変わるし、
同じ区内でもエリアによって雰囲気変わるし、
例え治安の良い区と言われていても、
絶対安全なんて言えないってことです。

だから、パリで家探しする人に
「この辺なら大丈夫?」なんて
聞かれる事もありますが、
お答えするのにとってもとっても、
気を使います。
知れば知る程、答えづらいのです。

殉職警官へのレジオンドヌール勲章

(画像:Unsplashから)

それから先週の話ですが、
パリを囲む環状道路で
無免許で飲酒運転をしていた
22歳の男を逮捕するのに、
警官2名が殉職されました。

今日、ジャンマルク・エロー首相も出席し
警察をあげての大きな葬儀があり
この2名の警察官には
レジオンドヌール勲章が贈られました。

レジオンドヌール、
こういう時にも授与されるのを初めて知りました。
日本に居ると
モードや映画、芸術が対象になるような
イメージがあったので…

そういえば
元はナポレオンが将校達に贈った勲章だった。

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