ジロンドの畜産農家のお話。

フランス社会・街並み・建築
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先日の馬肉騒動に関連して
畜産農家の女性のインタビューをご紹介。

この方は
フランス西部のジロンド県(ボルドー近く)で
畜産農家を営んでいるのですが、
「フランスも地産地消にしていれば
 今回のような騒動にはならないのでは?」
とコメントしているのです。

現在、フランスでも
牛の飼料である輸入穀類価格の上昇で
苦労している農家さんが多い中、
彼女の農場では
自分のところで作る干し草などで
牛達の餌をまかなっているのだそうです。

餌も自家製で管理しているから
牛の品質も保証できるのだと。
(=餌も地産地消)

彼女は月に2頭の牛を解体し、
地元ジロンドの250人程の顧客と
パリの肉屋に直接売るのだそう。

記事によれば、
彼女の販売する牛肉の価格は
1キロ15ユーロで、
特別高いものではないとのこと。
(餌のせいで値段が上がることはない)

彼女は、良い牛の生産者だという評判が
定着するまで努力を続け、
そのおかげで
こうした直売のビジネスが出来るようになり、
中間マージンなしで
顧客に届けられるようになっているので、
消費者にもメリットがあると語っています。
(=ブランディングに成功している)

彼女は22歳。
若手の農家が新しいチャレンジをして
こう言いきっているのは、すごい。
子供の頃から、家族を手伝ってきたのかな。
この記事では見えない苦労も、当然あるでしょう。
こんな女性もいるんだな、フランス。

今、フランスでも農業をやる女性が
徐々に増えてきていて、
パリジャンという新聞の記事によると
現在、農家オーナーの3人に1人は
女性なのだとか。

日本で読んだ、荒川弘さんの農業漫画
「銀の匙」を思い出しました。(名作です!)

あああああいいいいいあああああいいいいいうう

農業大国と言われていても
フランスの農業だって、実はいろいろある。
もう1件、牛に絡んだ記事を次回アップします。

余談。農業まつりの羊たち。

そうそう、これも農業まつりの一コマです。

折り重なって眠る羊たち

ひつじもりあわせ。寝顔がなんとも和みます。
来場者でごった返すパビリオンの中でも
気持ち良さそうに寝ていて、可愛らしい。

でも、相変わらず、
羊料理試食ブースの横に居る。

みんな、命をいただいて生きています。

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