今年もやってきました、フランスの確定申告
Déclaration des revenues のシーズンです。
例えば、2013年1月1日にフランスに住んでいた場合
2012年の収入を申告して、納税するという仕組み。
源泉徴収は日本独特の制度だから、
フランスには存在しません。
会社員も自営業も留学生も、皆自分で確定申告します。
確定申告をすることにより、
年間かなりの税金を払っている事を
いやでも各自が認識するため、
フランス人は税金の使い道にとてもキビシイ。
だから選挙があんなにもりあがるんだ。
日本も源泉徴収やめたらいいのに。
(フランスの倍の人口いるから、キツいのかね)
私の場合、昨年の記事にも書いた通り、
15区の税務所SIPまで行き、書類を提出しました。
SIP=Service des Impots des Particuliers
居住する区ごとに事務所があるようです。
SIP 15eは、13-15 Rue du Gal Beuretです。
私はフランス入国が1月上旬だったので
(=1月1日にはフランスに住んでいなかった)
対象外かなと思ってはいたのですが、
念のため昨年も確定申告したんですよね。
(やらなくて怒られるよりはと思って…。
下記リンク記事が昨年の記録です)
そのせいかな?
昨年秋頃にもしや来るかと思っていた
住民税の請求はなくて、
昨年末になって
「あなたは無収入だから税金無しです」という
モノクロ1枚の紙が税務署から送られてきた。
それっきりになっています。
そして普通、2回目の確定申告の人には、
税務署から今頃、濃紺の封筒に入った書類が
郵送で届くはずなんだけどね。来ないな。
ネット申請をしようとしたが
フランスでは、2回目の確定申告からは、
ネットで全て申請が出来る仕組みになったそうで。
分かんないけど、まあとにかくやってみよう!と
本日、フランス国税局のサイトにアクセスしてみました。
http://www.impots.gouv.fr/
そうすると、初回のネット手続きには
– Numéro fiscal
– Numéro de télédéclarant
– Revenu fiscal de référence
という3つの番号が必要になっていて、
「それらはあなたに郵送した書類に印字してあります」
とのことだった。
ええー。
昨年末送られてきた、白黒の1枚ペラ紙には
何も書いてなかったしな。
丁寧なフランス語でお問い合わせしてみた
という訳で、
パリカトで習いたての
フォーマルなお手紙の書き方テキストを参照しつつ、
国税局の問い合わせフォームから、
とてもお上品な言葉で、問い合わせをしてみた。
「私は昨年、確定申告の書類をだしているけど、
番号を書いた書類は送られてきていません。
私の番号を教えて頂けませんか?」
すると、
フランスの役所でこんな迅速な対応はないってほど
いろいろ転送されながらも、素早い返事を
いただけました。
何と三時間後に回答が来るとはね!!!
税金をとる為には、迅速な対応するのかフランス。
滞在許可証の超スロー対応とは、訳が違うよ!
「あなたはフランスの書類上、
登録がありませんので、番号も有りません。
それから、メールで上記の番号をお教えする事も、
セキュリティ上、出来ません。
書類での手続きをお願いします。」
ほほーー。
ふむ。
やっぱり税務署、行って来ます
しばらく考えて、もしかしたら
「1月1日に住んでなかった」から、
登録されてないんだろうな、と思い至りました。
結局、私は今年、ネット申請はできないってことね。
とにかく近日中に税務署に行って、
確定申告をしてこよう。
ネットと窓口で、確定申告の締め切りが違う!
しまった。
フランスの確定申告、税務署窓口での手続きは
今年のパリは確か5月27日締め切りでした。
つまり既に終了してるんですよ…
ネット申請だと申告締切が遅く、
6月11日までOKだったので、
のんびり構えていたんですよね…。
ま、昨日が期末試験だったので、
面倒な事務ごとは後回しにしてたのです。
いたしかたない。
お詫びして手続きさせてもらおう。
こんなふうに。
ひとりでいろいろ「ええー」とか思いながら、
毎日がんばってます。
つづく。
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