パリ、アパルトマンの表札出すのも一苦労。

アンティークな郵便受け 住まい
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引っ越してきたら、アパルトマンの郵便受けには
表札を付けないと、郵便物も、
日本からの荷物も届かない。あたりまえだけど。
でもそんな単純な事も、
クリスマスや年末年始のバカンス中には
うまく進まないのがフランス…。

到着早々に、私宛の郵便(携帯のSIM)が
届く予定だったので、
渡仏前から不動産屋には
郵便受けの表札設置を依頼していたし、
渡仏初日にも
オーナーからアパルトマンの管理人に
直接お願いしてもらっている。

それでも到着後4日経って
アパルトマン表札には
前の住人の名前が残されたまま。

聞いたところによると
本来のアパルトマンの管理人は
今ちょうどバカンス中らしい。

それでここ数日は
代理の管理人が対応中なんだとか。
代理の人は、細かいことは預かり知らないので
対応しないってことなんだろうか?
だったらそう言ってくれればいいんだけど
本人はわかったというばかりなので、
一向に話が進まず、困ってしまう。

引っ越してきた人間が、郵便が届かないから
(紙でもいいから)表札つけたいってだけの
シンプルな話が4日間止まっている。

アパルトマンの郵便受け
郵便が待ち遠しい…(画像:Unsplashから)

日本からの荷物が届いたときに、配達人にも
「これじゃわからないよ!」と私が怒られる始末。
管理人がバカンス中で、
表札を出してもらえないんだと
伝えたかったけれど、まだまだフランス語で
愚痴を言えるレベルじゃなかったのが
惜しいところ。

こういう時
「よし、仏語で喧嘩できるようになってやる!」
と勉強のモチベーションが上がる。

仕方がないので、名前を紙に書いて
セロテープで郵便受けに貼ってみたが
掃除のつもりなのか
知らないうちにはがされた。
(そういう仕事だけ早いな、代理の管理人)

一応、ここはオートロックのアパルトマンでして
ロックされた硝子戸の外のインターホンと、
そしてエントランスのポストと、
住人の名前を出すところが2つある。

パリの住居、エントランスのポスト
実際のエントランス。壁面には美しい木板が張ってあり、落ち着いた雰囲気。でも郵便が届かないと落ち着かない。

部屋にまだネットが引けていないから
とにかく携帯SIMは早く欲しかった。

頭にきたので
郵便受けに残されている前居住者の表札に
油性ペンでがっつりバツを書き
自分の名前を書き足してやった。

でも…、インターホンの画面に出る名前は
(宅配便や郵便の配達人が最初に見るところ)
鍵がかかったガラスケースの中にあって
手が出せない。
ガラスの上にマジックで書くのは
流石に悪いかな…と躊躇してしまう
真面目な日本人の自分。

再度、自分で管理人に交渉してみようと
管理人室のインターホンを鳴らす。
すると、先日とは違う人が出てきた。
これは一体誰???
本職の人、早く帰ってきて!

改めてこの人にも
郵便が届かなくて困っていると
さんざん文句を言ってはみたが、
向こうのフランス語も訛っているのか
よく分からない。ちなみに英語も全く通じない。

かちんと来たので
とうとう日本語でがーっと文句を言ってから
郵便受けの上に再度
紙で貼ったこの表札はもう絶対にはがさないで、
ということだけはその場で了解を取った。

そして、前の住人の表札を、
ガラスケースの中から外させた。
(どうせガラスケースを開けるなら、その時に
 とりあえず名前を書いた紙でも
 貼らせてくれたっていいだろうに
 規則だからダメだとかなんとか…)

待ち遠しい小包

この週末は
私の部屋のイラン人オーナーも不在。
みなさまクリスマス&新年のバカンスなのか。
不動産屋の日本人スタッフの方に、
携帯SIM他が届かず困っていると状況を伝えて
オーナーが戻り次第
管理人に新しい表札を出せるよう
もう一度依頼してもらうことにした。

伝言、伝言、全くことが進まない。
ちゃんと郵便が届けばいいだけなんですがね。

私の部屋のオーナーはイラン人女性で
相当気が強そう。不動産屋の誰かが
彼女からの電話を受けていると
声が大きいのですぐにわかる。
(みんな受話器を耳から離している)
来週もどってきたら、管理人に
強烈な口調で命令するのだろうか…。

私としては、郵便が届かず困っているので、
今回は是非そうして頂きたいけれど。

ちなみに、日本からの荷物を3箱出したのに
まだ2箱しか届きません。
配達人に聞いたら「明日かね?」と言う。
(明日は日曜だから配達ないだろうに
 適当なことを言っている)

超テキトー王国フランス!なるほどね!

ふと、これでも日本に居る時より
自分も気が長くなったと思いました…
というか、このフランスのペースに合わせないと
暮らしていけないってことなのでしょうね。
渡仏前からいろいろ覚悟はしてましたが。
とにかくここはフランス、
日本と違うってことで、これも経験。

自分のハートを試す毎日です。

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