パリに住まうにあたり、水関連のトラブルはつきもの。
今日の午後、突然に、水が全く出ないことに気付いた。
アパルトマン全館での断水なら
玄関ホールにお知らせの貼り紙でもあっただろうかと
1階まで見にいったが、特に何の掲示もない。
故障?断水?
…判らない。
うちだけ?数軒だけ?全館?地域ごと?
…それも判らない。
これでは洗い物も掃除もできないし、
(洗濯機まわしてたらどうなってただろう)
トイレもこまる。お茶もわかせない。
しばらく待って、近所のスターバックスに出かけた。
コーヒーを飲んで、少し時間をつぶしてきたけど…
ここで飲み物が出るってことは、
地域の他のビルでは、水は出ている様子だ。
今日は土曜だし、
しかも明日は革命記念日で祝日にあたる。
休みの日は、職人さんが捕まらない。
例えライフラインでもだ。それがフランス。
夕方までに一度、管理人さんか大家に
何かしら聞いてみた方がいいかなあ…と、
一旦家に帰ってみる。
最悪、近所のホテル泊かと不安になりつつ、
再度蛇口をひねってみたら、
なんと「お湯だけ」は出る事を発見!
ふうむ。
「お湯」の元栓は開いてて、
「お水」の元栓だけ閉まってるのか。
なんと意味の無い断水。目的が判らぬ。
どこかのトイレ工事?(だから水だけ止まってる?)
パリのアパルトマンでは、どこかの部屋が
水道工事をするときに、
告知もせずに元栓を閉めたりすることがある、とは
聞いてるけど…
廊下にでて、耳を澄ませても、
アパルトマンの中で工事の音はしない。
また部屋に戻って、
どこかの家で水を使っている音がしないか
耳を澄ませてみるが、これも何の音もしない。
住人の大方が外出?
それとも、どの家も水が使えないから、
こんなに静かなのか?
…そんな事を考えつつ、
とりあえずぬるま湯が出るので、
洗いものをしたり、シャワーを浴びたりしたが、
だんだん熱湯しか出なくなってきて、
水仕事全般を断念する。
数時間後。
ふいに、トイレのタンクで
キューッと水の音がした!
キッチンで水栓をひねると、冷水が出てきた!
一気に安心………よかった……
やっぱり、誰かが、水だけ止めてたのか…
テキトー王国フランス。
でも、はっきり言っておく。
断水する時は、一言いわんかい!
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