2013年パリのバカンス、はじまりました。
この土曜日の交通情報では、
バカンスに出かける車で、下り路線が大渋滞!!!
空港も人で一杯!!!日本のお盆と同じです。
パリの車がごそっと無くなるバカンスシーズン。
おかげで、いつも排気ガスで澱んだパリの空気も
この時期だけは妙に澄んで、過ごしやすくなります。
悪くない。
うちの目の前の道路の、毎朝恒例の渋滞も、
バカンスに入ると解消され、静かな朝を迎えられる。
なかなか悪くない。
バカンス時期は、パリでもあまりメジャーではない
美術館や博物館にいくと案外すいていて、
しかも猛暑の中でも空調が利いているので、
たまに出かけて、涼んできます。(自室が暑くて…)
例えば、7区のマイヨール美術館では、
ムラーノガラスのアート展示会をやっていて、
結構良いものも出ているのですが、
贅沢なくらいに、人がいない。すいてます。
しかも笑っちゃうのは、16区のワイン博物館は
バカンスシーズンになると「レストランがお休み」
になる。相当やる気ないな。
(=パリに来る観光客を呼び込む気はないってこと)
クーラーの無いパリのアパルトマン。
石造りの街にこもる熱。
…家に居るのも、じわじわ疲れます。
備え付け冷蔵庫に、アイスが保存できない話
ついでに言えば、うちの冷蔵庫は、
フリーザーは「一応」あるものの
アイスクリームは溶けちゃうレベルでしか冷やせない。
よって我が家にとっては
「アイスは外で食べるもの」である。
(留学生仲間に聞いても、そういう人は結構多い)
だから、真昼の暑さにしんどくなったら
えいっと家を脱出して
クーラーの有る場所へ行くしかない…
なんとも原始的。
でも。
日本ほど、科学技術が生活の中に浸透していて
暮らしを快適にする事に
事細かな工夫がこらされている国は、
他にあまり無いと思うのです。
欧州では、ドイツの都市部くらい?
世界的にも、日本は特殊。
パリにきて得たものの一つに、
「原始的なところでも生きていける小さな自信」が
加わった気がします…
都会じゃなくても、生きていけるかも、自分。
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