チョコレートは一年中おいしい。
そう思っていたけれど、食文化の授業の先生が
「マンディアンは、秋のショコラね」と仰った。
…ふうん、ショコラにも季節があるのか。
今まで、特に好んで
このお菓子をを買う事は無かったのですが、
先生に試食させてもらったマンディアンが
ことのほか美味しく、
すっかりファンになってしまいました。
マンディアンとは、平たいチョコの上に
ナッツ類やドライフルーツをのせたもの。
年中売っているお菓子ですが
気分的にも漢方的にも
秋に「木の実を食べる」のは理にかなっている。
お店によって載せてるものは様々ですが、
これはキャラメリゼされたナッツ類と
オレンジピールのバージョン。
個人的には、ショコラの品質はもちろんですが
ナッツ類の「鮮度」が絶対条件なので、
結構お店を選びます。
しけたナッツはだめだからね。
ちなみに、写真のマンディアンは
サンジェルマンデプレの
”Un dimanche à Paris” のもの。
(◾️2022年現在、移転のためクローズしているそう)
カフェもあり、ここのケーキ類は
(シトロンケーキ、エクレールショコラなど…)
「その日に、その場で、ちゃんと作って」
お店に並びます。工場製じゃないってこと。
すばらしい。まじめ。ほんとにおいしい!
個人的に、ここのマカロンだけは
ちょっと甘過ぎたような気がしますが、
それ以外は大抵美味しいのです。
ここはパリでも数少ない、
「当たり前の事を、まじめにやってくれる」
お店なので、ぜひこれからも繁盛してほしい…
残念ながら、パリの有名店の多くは
工場や、見習い含めた?弟子に作業させて
大御所のパティシエは
もうあまり作っていないケースが殆どで、
ひどければ工業化された味になってしまっている。
そういうところは、オープン当初に、
職人本人がちゃんと作ってた時期と比べると
実は味が結構落ちてます。なんか違う。
お菓子が好きだから、続けて食べてると
なんとなく分かってしまう。
お菓子だって、季節の旬も大事だし、
さらに手作りの出来立ては、
やっぱり美味しいってこと。
だから、食べたいのは
まじめなお店の、まじめなマンディアン。
最高!
(ケーキやお茶を楽しめるサロンドショコラと、レストランも併設されてました。メニューは下記参照)
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