私がこちらに住み始める前から、
15区の Charles Michels駅付近で
ずーーーっと工事中だった
新しいショッピングセンター
”Centre Commercial Beaugrenelle”
(ボーグルネル・ショッピングセンター)
ようやくオープンしました。
そんなに大きくもない建物なのに
あまりにも時間が掛かっているので
一体いつまでやってるのかと
ちょっと不思議に思っていたんですよね…。
フランスはとにかく工期が長いらしい。
パリ市内で見ている限り
フランスはとにかく工事が遅い。
ちなみに、新しく作ったのは
ガラス張りの地下1階+地上3階?の建物だけ。
(後ろの古めかしい高層マンション群は
元からあったもの)
日本だったらもっと早く作りそうな気が。
新しいお店の広告宣伝ものんびり…
さらに、あれっと思ったのが、
この商業施設のチラシが
地元に投函されたタイミング。
この施設のテナントにユニクロが入り、
そのオープニングセールの告知チラシが
うちにも届きました。
しかし、これがポスト投函されていたのが
なんと「オープン当日か次の日」だったこと(笑)
オープン初日のタイムセール告知も入ってるのに!
(例:10時から限定、靴下○○円セール!とか)
なんと暢気なチラシだろうか(笑)
とっくに始まってるよ!(笑)
日本のユニクロだったら…
これが、新しいショッピングモールにオープンする
日本のユニクロのお店の広告宣伝担当だったら?
絶対に、
オープン前日までに、
せめて店から徒歩圏の地元くらいは、
チラシ投函が終わるように手配するだろう。
ユニクロのチラシの投函ひとつに、
日仏の文化の違いが見て取れる。
日本で働いてた感覚との、ギャップがすごい。
いろいろ、もう思わず笑っちゃう。
もうね、なるほどだよフランス。
こういうところを
広告宣伝のビジネスチャンスと思って
広告代理店の仕事が生まれ、その分働く日本人と、
そんなことしてまで働かないフランス人の違い?
それから、
この国で「新店舗を○日までにオープン」とかって
建物完成を予測したスケジュールたてるのが
どれほど大変かってこともね。(工事遅い)
しかも…
うちにチラシがはいってたのは、この施設内の
「ユニクロ」のチラシだけだったこと。
この新ショッピングセンターそのものの広告は、
一切ポスト投函されてなかったな。
日本だったらチラシ打ちまくりだろうに。
もしかしたらチラシ文化がないのかもね。
(紙ゴミ出るし)
日本の会社とはいろいろ違うんだな…
オープン当日にチラシが入ってなくてもユニクロ激混み
まあとにかく。
ちょうど買いたい物があったので
早速ユニクロへ行ってみました。
そうしたら…思った以上の大混雑!
チラシが遅くても関係なかったね(笑)
週末は、通りも車でいっぱいになりました。
他に出店したテナントは?
いわゆる中流?ファミリー層の多い
15区らしいショッピングセンターで、
◾️FNAC(家電、書籍、DVD等)
◾️Maison du monde
(お手頃インテリアと雑貨)
メゾンデュモンドの仏語サイト
◾️MUJI
なども入り、便利になりました。
洋服系は、若者向けのお店が集まりましたが、
この辺はまあ、パリの中心街で見かける店が
またここにも一揃いしたのかな、という感じ。
(目新しい店はない)
でもユニクロが、老若男女問わず
ぶっちぎりの大人気だった…。
イギリスの Marks & Spencer が出店
一つ驚いたのは
イギリスの中高級スーパーでしょうか、
マークス&スペンサーが、3フロア使って、
食品、衣料品の店を出した事。(パリ初かも)
M&Sは、プライベートブランドの食品が有名。
スコーンとか、いろんな種類のパンドミとか、
フランスではあまり見かけないものが揃っていました。
(個人的には結構これが楽しみ)
土曜日に行ってみたところ、ものすごい混雑で
どのレジも15人以上待ち。
パリの中流階級らしき人たちが、
目新しいレンチン食品や、イギリス式の菓子類を
大量に買い込んでいた。
決して安い訳じゃないんですけどね。
パリ15区という中流階級層の地域に、
中食(外食と家ご飯の中間)のニーズが結構ある、
ってことか?(冷食なら既にPicardがあるけど)
そしてパリも不況と言いつつ、
この新店舗オープンを楽しんでる人たちが
結構いるってことに気づく。
フランス人が
大挙してイギリスの高級スーパーの食材を買う。
日本人的には、ちょっと興味深い光景でした。
疲れ果てて、店の外で待つ人たちも。
あああああいいいいいあああああいいいいいうううう
丁度、万聖節休暇中(子供の学校はお休み)でもあり
家族連れやお年寄りでにぎわう、
このBEAUGRENELLE。
オープン記念として、この週末の日曜日だけは
特別営業していました。
(フランスでは、日曜の営業には行政の許可が必要)
こうして、新施設のオープンなど、
フランス人が何かの節目にはどう働くのか
実際に見られるというのは、
観光ではないけれど
興味深い文化比較になりえるのです。
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