フランスで、しかも住宅難のパリで、
賃貸を自力で探す。
(大して喋れない状態なのに。)
結構なチャレンジです。
会社や学校を通しての留学の場合は、ある程度
組織が手伝ってくれるかもしれないけれど、
個人的に留学するとなると…
当然自分で全部やるわけです。
これも修行ですね。
私は日本で不動産関連の仕事もしていましたが
当然、フランスとは法律も仕組みも違います。
フランス留学経験のある友人や、
留学している方のブログなどから、
下調べを早めにスタートしました。
分からない事だらけでも、へえーとか言いながら
とにかく調べる。手探りで。(笑)
たまたま3年前、1週間程パリを旅行して
市内をてくてく歩き回ったので
少しは土地勘もあって雰囲気も分かるし、
住まいを検討しているエリアと学校との
距離感がぼんやりでも掴めているのは
ありがたかったです。
旅行時に買ったパリの地図やメトロマップを
見ながら、物件を探し始めました。
パリでの家探しのパターン:どうやって探すか
もし既にフラ語がある程度できて、
自分も現地にいて、
フランスの不動産事情や慣習もそこそこ分かると
いうなら別ですが…、留学前に日本にいながら
住宅事情の厳しいパリの物件情報を知るには…
- 知り合いが住んでいたところ等を紹介してもらう。
勿論、これができたら安心です。当初「そろそろ空きそうだから…」と、フランス留学経験んのある友人に紹介頂いた物件があったのですが、現居住者が契約延長することになり、残念ながら見送りに…
でも、情報をくれた友人には本当に感謝です! - OVNIなど、現地フリーペーパーの賃貸情報を見る。
ネットでも情報を見られます。ただこれは、パリに住んでいたり旅行して現地をよく知っていたりする人ならいいけれど、各地域の雰囲気や、通りの様子、周囲の生活利便等をわからない状況で、使いこなすのは難しい情報かも。いい物件はすぐに決まってしまうし…現地に行かずに、契約までするのは厳しいと思います。パリ賃貸探しの初心者にはハードル高い気が…。問題が起きても、自分で解決までもっていくだけの語学力が必要な物件もあるだろうし。
賃貸募集の広告内容については、OVNIがチェックしている訳ではなく、何かあっても自己責任です。パリの書店などに掲示されている募集広告(アノンス)も同様。
それでも各種の情報がでているから、住宅事情の下調べには良いかもしれません。
個人的には…
住宅関係のトラブルで、本来の目的(学習)に支障をきたすのは嫌だなってタイプの人には、次の方法がおすすめです。
当然、不動産の仲介手数料は発生するけれど(結構高い)その分が多少のリスクヘッジ、面倒回避だと思えばよいでしょう。手数料を払った分、質問は遠慮なくさせていただきましょう。 - パリの日系の不動産屋さんで探す。(留学ビューローでいくつか会社名を教えていただきました)
日系(日本人が経営している)不動産屋さんの方が、日本人が住みやすい地域を理解していて、紹介してくれる物件もそれなりだったりします。プロにお願いするんだから、そういう長年の感覚や知識は、手数料がかかっても活用する価値がありそうです。私がコンタクトを取ったのは下記の会社です。
■アポロ不動産(詳細説明もわかりやすくて良かったです)
■パリ不動産
■JAFIS不動産
■京不動産(こちらは元々日本人の方が作った会社ですが、イラン人夫妻が買い取って経営しており、現在はいわゆる日系不動産屋という状況ではないのでくれぐれもご留意ください。そういう意味では正直おすすめには入れられません。)当時、私を担当してくださった日本人アルバイトの方も既に退職されています。その後は別な日本人アルバイトの方が入ったようで、日本語でメールをすると日本語で返信があるのですが、いつも無記名返信だったので、同じ方が対応しているのか、複数スタッフがいるのかも不明でした。ホームページも反応が遅すぎて物件検索しづらいです。追々記録記事をアップしていきます。
あとは、日系ではありませんが、日本語サイトがあったので、ロジスという会社にもメールで物件問い合わせをしてみました。日本人エージェントが日本語でメール対応してくださいましたが、たまたまその人がハズレ(大ハズレ)だったのか、質問事項を何度送っても返事がなく…、私がサイトで見ればわかるレベルの物件情報しか送っていただけず…、自分の職業経験から、この手の担当者に手数料を払うのは全くの無駄で、相談も時間の無駄だと思い、そのまま終了にしました。サイト自体は写真付きで色々な物件が見られますので、下調べにはおすすめです。(担当者が当たりだったらよかったのですが…)当然かつ重々気をつけたい点ですが、日本人だから安心、というわけではないんですよね。
それぞれホームページに物件が出ていて
画像もたくさんありました。
私は家具付き物件を借りる予定なので
各社の物件写真を見るのは楽しいです。
(今回、好みのインテリアかどうかではなく
家賃や治安などの諸条件で決めますが…)
物件情報を一件ずつ見ていたら
あっという間に時間が過ぎました。
まあでも、物件の状況や、
賃料相場をつかめたので、
有意義な下調べだったと思います。
パリは区ごとに雰囲気が違う
パリはエリアによって
雰囲気も治安も賃料もかなり違います。
(繁華街、住宅街、歓楽街etc)
いくら部屋の写真が素敵で安くても(結構ある!)
住所を見てアウトな場所なら、すぐ忘れましょう。
でないと決められなくなります。
東京あたりなら
「暗くなったらそれなりに気をつけて歩くエリア」
というのはあるかもしれませんが、
パリの場合は
「暗くなったら絶対に通っちゃいけないエリア、
そもそも昼でも近づかない方がいいエリア」
あります。
賃料だけで決めるのはやめましょう。
ちなみに。
パリ市内にこだわらないで、電車で通学できる
郊外エリアで、広めの賃貸(家具なし)を
借りる人も居ます。
でも、家具を買うのも、
帰国するとき処分するのも、
通学で面倒な思いをするのも避けたかったので、
私はパスしました。
(メトロではなく、郊外に伸びるRERは
路線によってはちょっと怖かったりします)
これは、家賃や家具代とのバランスから考えて
4〜5年などかなり長期の留学になる人向けだと思います。
パリの街が分からなくても、路線図は見ておこう
パリの街が分からなくても
せめてメトロの路線図を見ましょう。
東京のメトロだと思えばよし。
パリはもっとコンパクトな街。
パリ市の大きさは、だいたい東京の山手線の
内側くらいの面積だともいいますよね。
そうすると、学校に行きやすいかどうか、
路線くらいは自分でもわかるようになるので
その上で不動産屋にエリア等の具体的な希望を
伝えた方が、物件紹介がくるのが早いと思います。
(あんまりに何も調べずエージェントに
丸投げ質問をすると
的外れの物件の紹介が多くて
見るのも疲れます。質問力がないと損です)
パリのメトロマップは、RATP(パリ市交通局)
のサイトに掲載されています。
(なぜかリンクが貼れないのでRATPで検索してみてください)
トップページの左下
「Métro,bus,tramway, Consultez les plans」
をクリックすると路線図が見られます。
あとはホントに
ご縁のあるところに決まりますので
がんばりましょう!
冊子タイプの地図、私はこちらを使っています。
メトロマップやバス停も乗っていて便利。
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