野菜が食べたい。パリのごぼう篇。

食生活
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今年のパリは冬が長かったけれど、
最近はようやく最高気温16℃超の日が続いてる。
もう、春だよね、って気分。
青空が見えるととても嬉しくなります。

日本の関東で暮らした自分にとって、
欧州の人が、春の日差しをあんなに待ち望む理由を
今はじめて体感しています。
タイヨウ、嬉しい。

先週、マレ地区のヴォージュ広場に行った日は
見事な晴天でした。

芽吹き始めた最初の時、今だけの瑞々しい翠。

長い冬の後に待ち望む、空の碧。

芝生では、多くの人が座ったり寝転んだりしてる。
座ると草の汁が服につきそうなので私はやらない。
いやー、それに、そこって…。
犬がいろいろやっちゃってます。

でも陽射しを浴びたくなる気持ちは本当によくわかる

さて。
春、初夏です。
ごぼうとか、食べたくなりませんか。

ごぼうは、パリの普通の八百屋さんには
あまり売っていないので、
日本食材屋か韓国食材屋で買います。
しかしこれが…

直径約4センチ、長さ1メートル
正にサーベル級のごぼうなのであります!
もはや武器だよ武器!
(写真とっとけばよかった)

なんというか、春の、若くてちょっと頼りない位の
新ごぼう、とか…そんなものは無いのだ…。

コレ1本で、日本のごぼう5〜6本分になろうか。
1本7.8ユーロ…
パリごぼう、高価なお野菜でございます。
(今だと1000円越え?)

というわけで、このサーベル ごぼうを、
買い物袋から思いっきりはみ出させつつ
家に持ち帰る。
(時折フランス人に振り向かれた)

帰宅して、一旦ちょっと
竹刀のように構えてみたりしながら、調理開始。
(食べ物で遊んではいけません。
 でもマジでそのサイズ)

先日買った砥石で
包丁をよく研いでおいたから良いようなものの、
物凄く堅いごぼうだったので、切るのは一苦労。
とでもじゃないけど、ペティナイフなんぞで
戦える相手じゃない。

とにかく太いので、半分に切ってから、
半分は、豚汁用にピーラーでそぎまくり、
もう半分は、きんぴら用に細切りに。
下拵えを終えた時には、それだけで既に一仕事を
やりきった気分でした。(手が痛いし…)

出来上がった大量の豚汁ときんぴらは
ちゃんとごぼうの香りがして、
春の気分を十分味わえるものでした。美味しかった。
意味のある戦いだった。

1週間ぶんくらいあるかも。

きんぴらには、
牛そぼろや人参の千切りも入れたんだけど
その中でも、ごぼうの歯ごたえが凄かったので、
次回はもっともっと細く刻まないとね。

「新ごぼう」の歯ごたえじゃないってこと。

ヴォージュ広場近くのカフェで、いちごタルト。

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