実りの秋を感じるショコラ、マンディアン。そしてお菓子を本当に手作りしているお店が減っている話。

食生活
この記事は約3分で読めます。

チョコレートは一年中おいしい。

そう思っていたけれど、食文化の授業の先生が
マンディアンは、秋のショコラね」と仰った。
…ふうん、ショコラにも季節があるのか。

今まで、特に好んで
このお菓子をを買う事は無かったのですが、
先生に試食させてもらったマンディアンが
ことのほか美味しく、
すっかりファンになってしまいました。

マンディアンとは、平たいチョコの上に
ナッツ類やドライフルーツをのせたもの。
年中売っているお菓子ですが
気分的にも漢方的にも
秋に「木の実を食べる」のは理にかなっている。

お店によって載せてるものは様々ですが、
これはキャラメリゼされたナッツ類と
オレンジピールのバージョン。

個人的には、ショコラの品質はもちろんですが
ナッツ類の「鮮度」が絶対条件なので、
結構お店を選びます。
しけたナッツはだめだからね。

Un Dimanche à Paris のマンディアン

ちなみに、写真のマンディアンは
サンジェルマンデプレの
”Un dimanche à Paris” のもの。

(◾️2022年現在、移転のためクローズしているそう)

カフェもあり、ここのケーキ類は
(シトロンケーキ、エクレールショコラなど…)
その日に、その場で、ちゃんと作って
お店に並びます。工場製じゃないってこと。
すばらしい。まじめ。ほんとにおいしい!

個人的に、ここのマカロンだけは
ちょっと甘過ぎたような気がしますが、
それ以外は大抵美味しいのです。

ここはパリでも数少ない、
「当たり前の事を、まじめにやってくれる」
お店なので、ぜひこれからも繁盛してほしい…

店構え。このグレーと淡い緑の色合わせも好き

残念ながら、パリの有名店の多くは
工場や、見習い含めた?弟子に作業させて
大御所のパティシエは
もうあまり作っていないケースが殆どで、
ひどければ工業化された味になってしまっている。

そういうところは、オープン当初に、
職人本人がちゃんと作ってた時期と比べると
実は味が結構落ちてます。なんか違う。
お菓子が好きだから、続けて食べてると
なんとなく分かってしまう。

お菓子だって、季節の旬も大事だし、
さらに手作りの出来立ては、
やっぱり美味しいってこと。

だから、食べたいのは
まじめなお店の、まじめなマンディアン。

最高!

(ケーキやお茶を楽しめるサロンドショコラと、レストランも併設されてました。メニューは下記参照)

Un dimanche à Paris Le salon de chocolat
Un dimanche à Paris BRUNCH
Un dimanche à Paris DINNER
Un dimanche à Paris DINNER

コメント

タイトルとURLをコピーしました