Salon du chocolat 2013① 味見しきれない!ものすごい数の出展ブース

フランス社会・街並み・建築
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11月1日の万聖節が終わると、
いよいよパリの街中に
ノエルのライトアップの準備が始まりました。

万聖節は、フランスのお盆みたいな感じです。
お墓参り用の花を持った人を街中で見かけます。
フランスでも菊の花がよく使われているのは
長持ちするからでしょうか。

さて、パリにいる間に一度行ってみたかった!
サロンドショコラのレポートです。

夜の会場外観

パリのサロンドショコラは、毎年秋に開催されます。
今年は10月30日(水)〜11月3日(日)まで、
会場は Porte de Versailles。

元は、主にプロ向けのイベントであり、
カカオの生産者側との商談、
職人同士の交流、業務用品の紹介などで
お互いの技術を高め合う場だったそうですが、
最近は一般客の入場も歓迎しているようです。

入場料は大人13€。チケットブースに並んでいると
フランス人のおばさん達が「高いわよね!」と
ぶうぶう言ってました…でも来ちゃうんだ(笑)
確かに、映画が7€位で見られることを考えれば
高く感じるかも。

入場口で販売されているパンフレットも
ショコラ好きには嬉しいお菓子写真が満載。
(こちらは2€、広告多めですが
 広告のビジュアルも素晴らしいですよ)

ちなみに会場内の試食販売は、
大体3€前後でした。(ちょっと小さめ)

ちょうど万聖節で、子供達の学校のお休みも重なり
開催初日あたりは家族連れが多く、
会場は子供だらけになっていたとか…恐ろしい。
私は最終日の日曜日に行ってみたところ
もうあまり子供連れは居ませんでした。

それぞれのお店が趣向をこらしたブースを
見て回るだけでも十分楽しく、一日過ごせそう。

今年初出展、Ladureeのショコラ部門 

メリーゴーランドがテーマらしい
お菓子の箱が並ぶ
プチフールのメリーゴーランド…最高…

ブース内では
小さめのサントノレ、ショコラバージョンを
職人さんが次々作っています。1個3.5€。

ラデュレのうまいのは、この世界観作りだ

Jean-Charles ROCHOUX

このサイコロ型トリュフ、好き。学校帰りにたまに買ってます。

私の好きな Jean-Charles ROCHOUX。
6区にお店では、実際に店の奥に工房があり
そこで職人が一つ一つお菓子を作っているそうです。
大量生産を目指さず(そこがいい!)
カカオの質にもこだわりをもつお店。

日本人ショコラティエさんがいらっしゃるそうです

Jean-Paul Heven

日本でもおなじみ、Jean-Paul Heven。
ショコラショーも人気。

es-koyama

日本からのエスコヤマ、昨年に続いて
外国人部門最優秀ショコラティエ賞を受賞。
試しに、ふきのとうのショコラと、
抹茶のショコラを一粒ずつ買ってみました。

ふきのとうは
一度乾燥させてから煮だして使うそう。
ふきのとうのかすかなほろ苦みと
ミルクショコラが馴染みます。

 Pâtisserie Sadaharu AOKI

サダハルアオキのブースは、濱村純さんの苔デコ。

こちらは大判焼き…ならぬ
TOKYO MACARON YAKI。
ショコラマカロンが、抹茶味の皮で包まれてる。
思わず1個買い、その場で温かいのをいただく。

日本から離れて1年半、懐かしい味にほっとする…。
サロンドショコラ限定。毎日買いたいほど美味。

ベルギーの Leonidas

ベルギーの庶民派レオニダスのブースは、
鏡張りのキラキラ感が目立ってました。
秋〜春限定の「マノンカフェ」というショコラが
大好きなのですが、今日は置いてない模様。

日本でも10月下旬から買えますので、
是非一度ご賞味を!

「コーヒー風味のフレッシュクリームに
 プラリネのレイヤーを重ね
 ヘーゼルナッツを丸ごとトッピングして
 ホワイトチョコレートでコーティング」

絶対おいしいでしょ…

HENRI LE ROUX

真ん中、カメラに向かって笑顔のスタッフさん。ありがとうございます!

世界唯一のキャラメリエ、アンリ・ルルー。
塩バターキャラメルは幸せの味。

CHAPON

CHAPONは、
エッフェル塔の脚をショコラで作ったような
ブースデザインに。

ここは味というよりパッケージがかわいらしい

Bonnat

日本でもPLAZAや成城石井で板チョコを買えます。
輝くショコラの壁は、カカオの産地ごとに色が違う。

Bellanger

Bellanger、私はこのブランドは初めてみました。
ブラウンとホワイト、輝くアクリルの柱が爽やか。

個人的に一押しの、Hugo&Victor

左端はご本人かも

比較的新しいブランド、Hugo&Victor。
ここのフィナンシェ、パリでは一番好きかも。

ここもサロンドショコラ限定のお菓子を
出していて、とてもいいお味でした。
ぜひ通年で出してほしい…。

ショコラを薄くかけたショコラフィナンシェに、マダガスカル産バニラのガナッシュと、ピーカンナッツが載ってる。おいしいに決まってるわ!

Hugo&Victorも、6区にお店が有ります。
フルーツ系のお菓子も大変すばらしく、
先日レモン系のケーキを1つ試しましたが、
皮の甘煮をひとくち頂いただけでも
その香りに感動できます。

生クリームも一部、
もしかしたら手でていねいに泡立てているような
クリームの繊細な香りをしっかり堪能できる一品でした。
(個人的に、乱暴な機械立ては、
 ミルクの香りが飛んでしまうように感じます)

これは先日、6区のお店で買ったもの。左上のレモンムースのケーキが美味しかった。上に乗ってる丸いクリームの泡立て加減が絶妙

超おすすめ! Grand Marnier をクレープに振りかけて。

カメラに向かって手を振ってくださった。ありがとうございます!

グランマルニエのブースでは
焼きたてのバターシュガークレープに、
たっぷりのグランマルニエをかけて頂きました。

ここのブースは、楽しそうにクレープを作ってくれるのが凄く良かった…誇り高き職人さんたち

これがシンプルだけどとても美味しい!お勧め!
上品なオレンジリキュールの香りがふわあっと…。
これはうちでも作らなきゃ!

BAILEYS(ショコラリキュール)

お酒関係では
ショコラリキュールBAILEYSの試飲も大盛況。
新発売の、Chodcolat LUXEを、
氷の上に少しずつ注いで試飲させてくれます。
これも美味しかった…

スイスのCamille Bloch、ここのチョコタブレットが大好き

ショコラティエではないんですが、
カミーユブロッホという会社の
ショコラムースの詰まったタブレット…
モノプリでいつも買ってます…大好き…

私が毎回買ってるのはこちらです(画像は公式サイトからお借りしました)
めちゃくちゃ混んでた。みんな好きなのかな?

その他、写真撮りまくりました…

ショコラファウンテン
花柄がかわいらしい
マカロンも
Laurent Duchene ローラン・デュシェーヌ
巨大なチョコレートの飛行機
Michel Cluizel ミシェル・クリュイゼル 日本だとバレンタインくらいしか手に入らない
これ、街中でよくみるお店だけど、食べたことないです

日本のデコポッキーMIKADOの試食も出ていましたが
個人的には明治の Fran も
フランスで受けそうだなと思ってます。
(海外のポッキーは、味が違って苦手)

デコポッキーの着ぐるみさん


というわけで…
華やかなブースめぐりを楽しんで頂けましたでしょうか。

次回記事では、華やかな実演イベントや
現在のカカオ生産事情についてお届けします。

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