Salon du chocolat 2013③ その他コンフィズリーやパンの会場も楽しい

フランス社会・街並み・建築
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最後に、ショコラ以外のブースをご紹介。

今回、ショコラ会場 と、
その他コンフィズリー類の会場 があって、
ショコラ以外も結構楽しくて、大盛況です。

お菓子づくり実習コーナー

コンフィズリー会場のほうでは
来場者参加型のお菓子づくりイベント、開催中。

中学生くらいの子供たちも見学中

日本茶の寿月堂も大人気

日本茶の寿月堂さんも出展。
6区にお店があり、煎茶や抹茶を扱っています。

デザート用ソース

こちらはデザートづくりの為の、ソースの紹介。
さっとかけるだけで華やか!お皿に絵もかけます。

主に業務用でしょうね。

お菓子の焼き型

様々な焼き型の販売。
お菓子づくり好きにはたまりませんね。

シリコン製の型

スパイス、ハーブ類

様々なスパイスも。
(何に使うのか、自分には用途がわかりませんが…)

レストランやカフェで出す、業務用デザート類

業務用食品といえば…
レストラン卸専用のチーズケーキ屋のブースもあり
試食したら
「そういえばこういう味、食べた事有る…」
なんて思い出したり。(パリの外食デザートは
残念ながらお店で手作りではなく結構こういう
出来合いものも多いです)

チョコチップ入りチーズケーキ。お味はフツー。自腹でリピはしない

フランスの地方菓子(カヌレ他)

カヌレというお菓子は、ボルドー地方のもの。
私もあちこち食べ比べてみましたが、
もしパリで食べるなら、7区にお店がある
「LEMOINE」が王道かと。

外側のカリカリ感、中身は洋酒の香り高い
濃厚な甘味…他店の追随を許さない一品。
(外がふにゃふにゃなのはダメです)
◾️2020年、7区のLemoineは残念ながら閉店に…
 パリ16区のMarché couvert Passyには
 現在も出店があるそうです

食パンブース。世界で一番おいしい、日本の食パンの話

それから「食パン」のブースも発見。
なぜ、食パン?って思いますよね。

ここでちょっと意外な話を一つ。
実は現在、
日本人は、世界で一番おいしい食パンを食べている。
って、知っていましたか?

コンビニやスーパーで、袋に入って売られている
いつまでもカビない不思議な食パンじゃなくて、
お店で焼いてる普通の食パンの話ですが。

フランスのバゲット(フランスパン)は
確かに美味しい。
★但し、お店と、その日の焼き具合による。

でも一方で、フランスの食パン「パンドミ」は
ほぼ確実に、不味い!
フランスのスーパーの食パンなんて激マズ。

そもそもフランス人は
バゲットの皮のカリカリ感を大切にする。
しかし「パンドミ」とは「パンの中身(だけ)」
って意味で、カリカリ部分がない食パンの存在は
だいぶ軽んじられていると思う。
(食パンなんてパンじゃない位に思ってるかも。
 そりゃ、あれだけマズければ分かるけど)

その「パンドミ」。
日本ではイギリスパンってイメージですが、
今、その本場イギリス?の食パンよりも、
なんと日本の食パンの方が、断然評価が高いのです。

だからフランスのパン職人は、食パンを作るなら、
なんと「日本の食パンを目指せ!」って
頑張っているんですよ…。

パリで、日本風の普通の食パンが買える店は
限られていて、オペラ地区にある
AKIブーランジェリー のパン位でしょうか。
(ここの生クリームあんぱんが美味しくて…)

今回、サロンドショコラにブースを出していた
パン屋さんは、高級住宅街ヌイイに店舗をもつ
「Graines de créateurs」。

◾️1er Pris Concours du meilleur Artisan Boulanger des Hauts-de-Seine 2013受賞
◾️住所:50 bis Avenue Charles de Gaulle Neuilly sur Seine

隣で試食したフランス人も
思わず「美味しい!」って呟いてました。

上の写真の一袋が4€なので
こちらにしてはいいお値段。
だって、バゲット1本が1.2€くらいなので。

試食でお店の人に
「日本の食パンと同じ味がします」って言ったら
「ありがとう、それは素晴らしい褒め言葉なんだよ!」
と仰ってくださいました。
(なんと、サイトの写真に載っている、
 小柄な方の職人さんご本人でした!)

添加物を使わず、お店で手作りしているパンだそうで
日本の食パンより、少し詰まった感じでしたが
今の私には懐かしい、朝のトーストの味…。
(もうずっと日本に帰ってないからね)

日本の皆さん。
世界で一番おいしい食パンを、
そうとは知らずに毎日のように
気軽に食べているというすばらしい幸せを、
どうぞ、日々満喫してください。

はあ、なんだか食べ物について、
また熱く語ってしまいました。
とにかく、観光で来る人も、
甘い物好きなら相当楽しめるSalon du chocolat。

もっと予算とって、お腹も空かせて、
連日通いたいくらいのイベントでした。
(ショコラが好きすぎて死にそう)

パリのコンフィズリーといえば Boissier

老舗ボワシエの店員さんも、忙しい中この笑顔。

お菓子の広告モデルさんのような完璧なポーズ!忙しいのにポーズまでありがとうございます!

さすがボワシエ…
あまりの笑顔に、慌ててピント合わせられませんでした。
スマイル、ありがとうございました。

というわけで、
去年は体調不良で来られなかった
サロンドショコラのレポート、これにて完結!
ここまでお付き合いくださり
ありがとうございました!

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