先日購入した日本製の砥石のおかげで、
私の包丁生活は大変快適なものになったのですが…
昨日たまたま街を歩いていたら、
「包丁研ぎ屋さん」とおぼしき
リヤカーに出会いました。
おじさんは、小さなリヤカーを押していて、
荷台に丸い大きな5センチ厚の円盤状の砥石を
載せていました。(完全に業務用サイズの砥石)
15区の街中をのんびり歩きながら、
各アパルトマンの前に来ると、立ち止まって
手持ちの鐘をガランガランと大きく鳴らすのです。
鐘はなんと、
日本だと福引きで当たったときに鳴らしてくれる、
おなじみのアレ。
あれを一回り大きくして、音も大きくしたもの。
手持ちの鐘を鳴らすと、
おじさんは暫くそのアパルトマンを見上げて待ちます。
どこかの窓から「包丁お願いします!」とか
声がかかれば、商談成立、という感じでしょう。
水は運んでいなかったようだけど、どうしてるのかな。
(砥石は水につけないのかな)
2ヶ月前だったら、私はお願いしてたよ…おじさん…
人生、タイミングです。
日本でも、お豆腐屋さんが住宅街を回ったりする。
フランスの包丁研ぎ文化、こういう風景もあるんですね。
写真、撮れたらよかったな。
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