Campus Franceって? 登録と面談予約について

パリ、フランスの風景 手続きいろいろ
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フランス留学手続き、最初の1歩。

ちなみにこの手続き関連については、大使館が
内容や書式を「いきなり」変更することも
あるらしいです。

例えば、たまたま前日、急に大使館が
新情報をサイトにUPしていて
それを見ないで手続きに行って
ダメ出しをくらうこともあるとか…。

それはつらい…。でもフランスあるある…。

というわけで、下記はあくまで私の時のお話です。
2011年10月時点の、長期「学生ビザ」のケース。

フランスは90日以内の留学だとビザ不要ですが
それ以上になると長期学生ビザが必要です。

そもそも Campus France とは?

フランス留学の「学生ビザ」を取るには
いきなり大使館に行くのではなく
最初にCampusFrance(フランス政府留学局)
への登録と面談が必要でした。

登録費用2万円也。結構しますね。

なぜ大使館に行く前に
わざわざこんな手続きをするかというと
元々は大使館へのビザ申請において
不備や怪しい申請
(学業目的とは思えないようなケースとか)
が相当多かったらしく
大使館だけでやってられなくなったからと
聞いています(笑)

とりあえずフランスにしばらく滞在したい!
という思いだけで学生ビザを申請したけれど
学習計画が全くいい加減だったり
生活費等の予算の立て方がめちゃくちゃだったり
する人がいるそうで、
フランス大使館としてはそんな人には
ビザ申請してほしくない模様。
移民が問題になっている国だから、
入国のチェックを厳しくして
不法就労などを食い止めたい部分もあるみたいですけど…。

それでビザセクションに行く前に
このCampus Franceでまず審査をして
ちゃんとしてる人だけを
大使館のビザ申請に来させるようになったとか。

留学先の学校が決まっていない人は
フランスでの学習計画の相談も受けてくれる
らしいですね。
私は既に学校については諸々決定済みだったので
CFでの相談はしませんでした。
(通っていた日仏学院の留学ビューローで相談済)

それでも2万円払ってここに登録しないと
次のビザ申請には進めません…

(画像:Unsplashから)

CFのサイトでアカウント作成

というわけで2万円かかるけど致し方ない。
CFのサイトで、まず自分のアカウントを作り
ここに留学動機や最終卒業校などを登録して
いきます。それが全部登録できたら、
登録料を払って、面談の予約を取るという流れ。

これが結構分かりづらいサイトだった気がします。

私は、上記の留学ビューローで有料相談を
お願いしていたので、その担当者様に
助けていただきながら何とか登録完了。
でももうやりたくない(もうたぶんわからない)。

最近は、ブログでCFサイトの入力方法を
詳しく書いている方もいらっしゃるようですね。
(ありがたいですね)
私は人生で一回しかやらない手続きだと考え
ビューローで解決する道を選びました…。
それでも割と手間がかかったので、
早めにスタートしておいて良かったです。

フランス語の履歴書を作成

書類を記入する女性
(画像:Unsplashから)

CFサイトの入力はフランス語か英語。
特に、履歴書がフラ語初心者には面倒です。
(履歴書は翻訳ソフトじゃ作成できないし)
ネットで仏語の履歴書サンプルを探しましたが
提出目的等によってパターンも様々。
(日本もそうですよね)

数時間、書き方ガイドを探して
ネットをさまよった後、
結局、以前に買ってあった本
「フランス留学案内ー大学留学」を
参考にしました。早く見れば良かった…
Amazonで中古本がまだあるかも。
(この本自体は情報が古いので、
 最近あまり読んでなかったのですが、履
 歴書フォーマットなんかは変わらないかと)

辞書を引きながら入力をすべて終え、
登録料2万円を振込みます。
「登録料を振り込みましたから
 ちゃんと確認してね!」と
CF宛にメッセージをさりげなく送付します。
フランスの事務のダメダメ加減(すみません)に
ついては、あちこちで脅されているので、
一応、です。
(見落とされる可能性があるってこと)

そうすると、数日して入金処理され
(三日くらいかかりました)
ようやくCF面談の予約ができるようになりました。

しかし!!!予約ページを開くと
CFや大使館で何かしらのイベントがあるとかで
なんと2週間以上先の面談しか
予約がとれない状況でした。

このように、事務処理スピードや混雑状況は
時期によってかなり変わる場合があります。

ほんと、早めに動いておいてよかった…。

CFへ必要書類を郵送

登録と入金と面談予約が済んで一安心。
次は、面談の前に
郵送しておかなければならない書類があります。

私の場合は大学付属の語学学校に留学するので、

  1. 日本で取得した学位証明(最終学歴の卒業証明書)のコピー
    →出身校で、仏文または英文にて発行してもらいましょう。
  2. 留学受入先が決定している場合、教育機関から発行された仮登録証明書のコピー
    (氏名、3ヶ月以上の登録期間、語学学校の場合は一週あたりの授業時間数が明記されているもの)
    留学先に授業の登録をすると、フランスからこの書類が郵送されてきました。

この頃、学生ビザは、語学学校の場合
週21時間以上の受講が必要でした。
ただ、住むところによっても
必要な受講時間が違います。

例えば、
パリ市内在住者(家賃の高いエリア)は
週15時間以上の受講、

パリ市外在住者(家賃の安いエリア)は
週21時間以上の受講が必須、
という不思議なルールがありました。

この理由は、フランス人の雇用を守るため。   

家賃激安エリアに住む学生
  ↓
お金がない
  ↓
たくさん働きながら勉強するだろう
(学生ビザは就労できるので)
  ↓
そりゃ困る!フランス人の仕事がなくなる!

…という訳です。学生ビザといいつつ
実質出稼ぎ目的の入国実態が
あるということだと思います。

それから
郵送はしないけれど面談時に持参する書類は、

  1. 戸籍謄本または抄本

こんなところでした。必要書類は
留学先によっても若干変わるようです。
(大学or語学学校)必要な通数等も
CFのサイトでチェックして揃えました。

とりあえず、今のところここまで。

この後の大使館でのビザ申請は
賃貸先が決まらないと出来ないので、
次は不動産探しを本格的に進めなくては。
(これ、翌年にはルールが変わって
住まいが決まってなくてもよくなったそうです…)

ま、こんな感じで、
留学準備って結構せわしい。

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