「出生証明書」の法定翻訳、とは?
日本人の場合「戸籍抄本」を
在仏日本大使館あるいは
公式に認可を受けている法定翻訳者の方に
フランス語訳をしてもらった書類の事です。
家をベースにした戸籍制度になっている国は
世界でも少なく、
日本と韓国くらいだったかと思うのですが、
日本人の滞在許可証の延長には
とにかくこの「出生証明書」が必要。
(韓国も制度が変わるみたいですが)
私は日本を出る前に
戸籍抄本(勿論日本語)を準備し
パリに持参してきています。
ちなみに、フランスに居ながら
日本の役所に戸籍抄本の郵送を依頼する事も
可能だとは思うのですが
(日本に住んでても、遠くに住んでいたら
郵送で戸籍抄本の取り寄せができますしね)
何といってもフランスの郵便局は信用ならない
ので、個人的には
「日本で戸籍抄本を取っておいて持参し、
フランスで翻訳する」
ほうが安全だと思います…(泣)
私が日本で取得した戸籍抄本は
昨年10月の日付です。
これを法定翻訳する事にしました。
さてここで、
戸籍抄本の有効期限の問題があります。
在仏日本大使館では
何と10ユーロ程度で法定翻訳を
作成してくれますが、
6ヶ月以内に発行された戸籍抄本の翻訳しか
受け付けてくれません。
もし1円でも安く済ませたいなら、
この期限がくる前に
在仏日本大使館に行くしかない。
(私は3月初旬までにやればよかったの
でしょうが、忙しくて忘れてました)
有効期限の理由は、
戸籍は変更される可能性があるから
だそうです。
うーん、滞在許可証の延長を受け付ける
パリ警察では、別に1年前のものでも
かまわないようですが
在仏日本大使館の立場としては
翻訳は受けられないということです…。
わざわざ凱旋門から歩いて
大使館まで行って相談したけど、ダメでした。
でもめげずに、その近くにあった
チェック済みの某パティスリーに
ちゃっかり寄って帰ってきたので、
損した気分ではありません。
手続きの多いフランス留学生活、気晴らしはホントに大切です。
では、有効期限を過ぎた場合は?
在仏日本人会(入会金が要るので
留学生向きじゃないかも)か、
または認可を受けた法定翻訳者の方に
法定翻訳をお願いしましょう。
在仏日本大使館のサイトに
法定翻訳家の方の連絡先が出ています。
私は前野寿邦さんという
パリ1区に事務所をお持ちの翻訳家の方に
お願いしました。費用は65ユーロ少々
(日本で法定翻訳するとこの倍くらいかかります)
この事務所訪問が、
建物を見るのも楽しかったので
写真付きで明日UPしますね。
私は下記記事の翻訳家さんにお願いしました。
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