冬期講習三日目の悩み。日本人に多い、会話と文法のレベル差

パリカト
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先生の話すスピードについていけてない不安

講習3日目にして
午前中の担任の話すスピードが上がってきた↑
ゆっくり板書でもしてくれれば分かるのだろうが
3時間の授業内で、聞き取れてない率が
上がっているのがわかる↑
多分、疲れのせいだけじゃない。

先生「では隣の人と組んでやってみましょ」

はい。何となくやらせたいことは分かるよ。
勘がいいので(笑)

でも、習得すべきポイントやフレーズ、
言い回しが自分の中で明確じゃないので
なんかちょっと勿体ない気持ちになる。

本日のレッスンでペアを組む相手は
年配のアメリカ人女性。
見ていると、彼女はレッスン中の先生の指示を
とり違えてやっていることも多いので
どうやら聞き取れていない部分があるみたい。
私と同じか。

でも、アメリカ人らしいといおうか
その辺はいちいち悩まず、自由なのである。
昨日も「この先生の指示は聞き取りにくいわ!」
と明るく言っていた。前向きでいい。
ひとまず今日は、
出来るだけシンプルな会話練習だけで終了。

先日の散歩中に見つけた Université Paris-Dauphine。経済系のグランゼコール。

生徒それぞれに
今回の冬期講習における課題や目標は違う。
冬の1、2ヶ月だけをパリカトで過ごして
帰国する者もいるし、
春から別な学校に進む者もいる。

ゴリゴリに仏語レベルアップを
目指している人もいれば、
人生の豊かさのために楽しみ苦しみながら
レッスンを受ける人もいるのだ。

私は自分の聴解&会話能力が心配になり
先生にクラスを変えられるか
(一つ下のクラスに変えた方がいいかどうか)
相談してみました。
すると、他のクラスの定員状況もあるし
ちょっと待っててねとのこと。
(たぶん他にも変更希望の生徒がいるんだろう)

この時、私は先生と英語で話していたので
くだんのアメリカ人クラスメートは
横で話を聞きながら
「気持ち分かるわ!」と励ましてくれた。
「基礎からちゃんと押さえたい事あるよね!」
と、二人で国籍と年齢を超えて、意気投合。
いいね、元気もらえるなあ。

冬木立ごしに凱旋門をのぞむ

一方、文法のレッスンは余裕すぎる

冬季講習の午後は、また違う先生。
昨日やった文法テストを返却された。
ところが、その結果はなんと先生も驚く程の
TRES BIEN(=大変よくできました)。

他の生徒は、あんなにベラベラと
仏語で喋っているのに、
文法のテストは結構悲惨な状況。
午後のレッスンでは、基礎文法の解説や
生徒から文法の質問が飛び交っていたけれど
その辺は私にとってほぼ知っていることばかりなのだった。

このギャップはなんなんだ………

今、文法授業で知りたいのは、典型的な構文とか
複雑な構文とか、前置詞とか…なんだけどな。

文法の先生
文法の先生

午前担当の先生から、あなたがレベル変更したいって言ってるって聞いたけど、こんなにテストはできてるのに、一体どうして変えたいの?(←英語

私

基礎的な文法は日本で自分で勉強してきたので、今日やってる内容はもう殆ど知っています。それよりも授業の内容が聞き取れていない状況が不安です。その都度、私がいちいち授業を止めて、今何と仰ったのか質問するのも状況に合わないように思いますし、次の春学期クラスのレベルを決める為にも、今月は一旦他のレベルを試してもよいのではないかと思いました(←英語

英会話終了
先生は悩みながら「やっぱり、ちょっと待ってね』とのこと。了解。

英語やっておいて良かった…今回の冬期講習の担任のお二方は英語OKみたい。

励ましと白状が交差する瞬間

英語の分かる子達が、先ほどの会話を聞いた後
(クルドの二人の女の子や、台湾人クラスメート)
そっと入れ替わり立ち代わり私の所にきて
声をかけてくれました。
私よりずっと若い生徒さん達である。

「大丈夫よ!私もあの先生のいうことは半分も聞き取れてないわよ!」 (そうなの?)

「テストすごいじゃない!何が問題なの?」 (だから口から仏語が出てこなくて…)

「私もわかったふりして、頷いてるの!」 (まじ?それはいかんよ)

「パリカトの授業は初めて?だったらそんなの普通よ♪落ち着いて!」(優しいね)

なんと。
みんなフレンドリーでいい子たちなのだ…
ちょっと感動。

ともあれ、もう来週の金曜日には
来月から始まる春学期(約4ヶ月)の
クラス登録をしなければならない。
どのレベルの授業を受けるのが一番よいか
ここでしっかり考えておきたかった。

明日以降、まだどうなるか分からないけど
とりあえずおとなしく復習しておこうと思います。

先生方、困らせてすみませんな…

夕景のセーヌ側。暗くてスマホが手ブレした分、印象派絵画的な雰囲気に…(と思いたい)

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