パリカトの冬期講習、授業初日。

パリカト
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いよいよ今日から授業スタート。
早めに支度して、さっさと家をでる。
天気予報では、最低気温はマイナス1度。
この位になると、手袋をしていないと結構寒い。

通学のメトロ路線は、
エリアのせいか、時間帯のせいか、
そんなに滅茶苦茶に混むということはない。
他の地区に住む学生からは
「朝のメトロが混んでて嫌」という話も聞くので
これは場所によってかなり違うのだろう。

学校に着き、掲示板に自分のフランス語レベル
(=昨日の面談の結果)と
冬季講習でのクラスが貼り出されているのをチェック。

すると昨日、オリエン会場で困っていた
女子学生と再会。
向こうから「Bonjoooour!」と明るく声を
かけてきてくれたから、
たぶんテストの話は通じていたのだろう。

一緒に掲示板を見ると、彼女は本当のビギナー
クラスに振り分けられていた。でも私より
フランス語が話せてる感じもするから
不思議なんだけど…(気のせい?)

ちなみに彼女はアンゴラ人で、
自国ではポルトガル語を話しているそう。
最初、彼女自身の国籍を
「アンゴレーズ」と言っていたのを、
私が「アングレーズ(=イギリス人)」だと
聞き間違えていたのだ。
会話の途中でやっと間違いに気付いたよ…。

日本人学生、それぞれのガッツ

掲示板の前には沢山の学生がいて
お二人程、私より人生の先輩と思われる方とも出会う。

冬季講習のクラスは違ったけど、話をきくと、
お一人の男性は、会社を早期退職してから
初めてフランス語を習い始めたそう。
今はフランス人の家にホームステイしている
そうだが、年齢や性別のせいか、
なかなかステイ先が決まるのに
時間がかかったと仰っていた。
(若い女子学生を想定しているステイ先が多いのだろうか)

一方の女性は「もう70近いのよ〜」とのこと。
彼女は日本でお仕事をしているけれど
今だけ休みが取れるから
この1ヶ月の冬期集中コースに
ホームステイしながら参加しているという。
その家のお食事がいまいちなのが大変だけどね〜、と言っていた。

お二人とも凄い!

私は、日本からネットでアパルトマンを
賃貸契約したのは大変な作業だったけど、
それでも今は毎日好きなものを作って食べ、
一人の時間を持つことができている。

毎日、慣れない人と暮らしながら
なおかつ勉強もする…って、
心が柔軟じゃないとやっていけないと思った。
すごいなあ…。
(私は人と暮らすのがそもそも苦手)

(画像:Unsplashから)

冬期講習、授業開始。

昨日のオーラルテストの面接官だった女性教師が
この冬期講習の私の担任になった。
彼女はとても発音がきれいで分かりやすい。

授業は午前9時〜12時、午後14時〜17時、
1日6時間。
月から金までの、週五日制。
休憩時間は、午前と午後にそれぞれ15分ずつ。
その間、ずーーーーっとフランス語漬けだ。

ぼーっとしていると
すぐ話の内容が分からなくなるので、
結構な集中力を要する。

冬期講習のクラスメートの国籍など

今日から始まる冬期講習は
3週間の集中コースになります。
春からの新学期(3ヶ月)が始まる前に、
ここでしっかりオールフランス語の授業に慣れておかねば。

日本人は、私ともう一人だけ。
どこかの大学の交換留学生だそうだ。
(お若い!)
他にアジア系は、日本と韓国のハーフ1名、
韓国から1名、台湾1名、北朝鮮2名。
(北朝鮮からの学生は珍しいそうで、
 先生も初めてだと言っていた)

欧州だと、ドイツから1名、イタリア1名。
EU圏からの学生は
この1ヶ月の集中コースだけ履修して、
終了したら大学にもどる模様。

南米のコロンビアから1名。
今から3年、パリで学生として頑張るという。

ナイジェリアから1名。
今日は風邪を引いてるらしく、遅刻してきて、
鼻をぐすぐす言わせながらも授業に参加。
(寒いもんね…)

シリアから1名。
(シリアは今大変なのでは?
 これからフランスで大学に通うみたい)

イラン?から3名。
一人は母国語がクルド語だとのこと。
(矯正歯科医師/シュメール考古学専攻/会計士
 という感じで職業はまちまち。)
ちなみにクルド人は国を持たない世界最大の民族
なのですが、国籍はイラン、イラクなど
周辺数カ国のどこかで取得しているようでした。

アメリカから1名。
(定年退職後に勉強を始めた女性。孫が5人!)

ざっとこんな感じです。
私が一番喋れないんじゃないかと思われます。

(画像:Unsplashから)

多国籍クラス、授業の進み方

うちのクラス、皆さん結構活発です。
先生が質問を投げかけると、
明らかに冠詞を間違えている怪しい発音でも
臆せずばんばん答えていて
先生も「あら〜」みたいな感じ(笑)

流石に、あんまりひどいと直されている。
私はそれを見取り稽古する。
でも、ああやってすぐ
口からでてくるっていいなあ…、
私も頭の中でその反射神経を鍛えなきゃ。

その活発な応酬の最中、私は瞬きもしないで
すっごい真剣にきいているのですが
それが先生には不安そうに見えるのか
時々「Ça va〜?」と声をかけられる。
ま、すこし目を付けられているくらいで丁度いいかもね。

まずは自己紹介をしたり(一人称で話す)、
他の人の紹介をしたり(三人称で話す)、
分からない単語が出てきたら
とりあえず書き取っていく。

今回の集中コースの先生の方針により、
授業中は辞書を使わない。
(不明なことはこの場で質問しろとのこと)
難しそうな言葉については、
その場で説明をしてくれる。
っていっても、その説明も全部フランス語なんだけど。

さすがに3時間の授業の最後の方になると
他の若い学生でも疲れが出てくるようで、
集中力がきれてくるのが見てわかった。

しかし!集中力では、若いもんには負けない私。
そわそわして注意されたりはしない…(年の功)
疲れが溜まってるのに気付かないだけかもしれないけど。

後はCDの聞き取りとか。宿題もちょっぴり。
授業中に眠くなるヒマなんて、なかった。

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