地元情報って大事。学生時代の先輩宅に招かれた話。

日記
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学生時代の大先輩、Aご夫妻が、
なんと五年程前からパリに駐在されていて
「私もこちらに参りました」と
ご挨拶のメールを送ったところ、
何とお食事によんでくださいました。

学生時代というと、ふた昔も前です。
当時、試合のシーズン中は
毎日のように部活でお世話になりました。
でもまさかその頃は、
20年後にパリでご近所さんになるとは
全く思いもしませんでした…。

人生っておもしろいものです。

自宅にテレビが付いてからは
勉強しなくちゃと思い
毎日出来るだけフランス語のニュースを
流しっぱなしにしていました。
でも昨日くらいから、とうとう頭が疲れたのか
日本語が聴きたくなっていたところで…。

「ここは無理せず心を休めておこう」と
日本から持参したDVDを流してリラックス…。
そんなタイミングでご自宅に呼んで頂けたのは
とてもありがたいことだったと思います。

今のフランスでのお仕事の話など
いろいろ聞かせていただきました。
フランス人とお仕事で関わる大変さ、
語学の勉強の話などなど。

フラ語の文法を、フランスに来てから、フランス語で習うのは時間がもったいない!って話

フランス語学習において、
基本の文法は、渡仏してからではなく
自分でやっておいたほうがいいというのは
私も先輩に同感です。

語学留学する場合でも
文法は日本で基礎参考書を1冊選んで、
それを何度も繰り返してやるのが一番だと
思っています。

前回の授業の文法を復習せず、
次回の授業に出るなんて、超もったいない。
コスパ悪い。

食生活、まずお肉の話

それから、食生活の話も盛り上がりました。
フランスでは、肉は基本「塊」で売っていて
薄切り肉はアジア系食材店に行かないと買えません。
(挽肉はスーパーでもパックで売っていますが
 なんとなく、まだ買えてなくて…)

なんと、フランスの家庭では、
自宅に肉のスライサーや挽肉機を持っている
お宅もあり、塊で買ってきたお肉を自宅で
加工することもあるとか。

(日本の一般家庭のキッチンには
 まず置いてないアイテムですね!
 あってもフードプロセッサーくらいです。)

そのため、駐在のご家族方は
(食べ盛りのお子様がいることも多いので)
帰国売りでこうしたアイテムを入手するらしい。
なるほど…

一人暮らしの私はそんなに食べないので
薄切り肉ならアジア系食料品店に行って
買うのが良さそうです。

フランス人は、肉の部位にも細かくこだわり
どこの肉をどう使うか工夫するそう。

さすが狩猟民族、
肉の食し方にも歴史の深みがあります。

フランスと日本の野菜は違うって話。

同じ野菜でも、
品種、種類が違うことが結構あります。

例えばキャベツも全然違います。
こちらのスーパーや八百屋に売っているのは
「煮込み用」が殆どで、めちゃくちゃに硬い。
そもそも「くたくたになるまで煮込みまくる」
想定だから、
千切りキャベツには全然向いていない。

パリのマルシェで買った野菜
このキャベツ。めちゃくちゃ葉が詰まっててて、固い。

ほうれん草は、
日本みたいに束で売っているのではなく、
モノプリではこんな感じで
パック野菜になっています。
(ほうれん草のリーフだけが袋詰めされてる感じ。
 日本だとベビーリーフって売ってるような)

葉もの野菜(小松菜、青梗菜、ほうれん草等)を
食べたいなら、アジア系の経営しているお店を
探すことになります。

「日本のものとは味は違うけど
 新鮮でおいしいから、
 こちらなりの食べ方を考えたらいいよ〜」って
おっしゃってました。

なるほどー、5年間のパリ生活の重みを感じる
アドバイスを沢山頂けました!

フランスと日本の消費税率の違い

フランスでは、
品物によって消費税率が変わります。
生活に最低限必要なもの、例えば野菜や肉などの
食料品は、貧しい人でも買いやすいように
日本と同じく消費税率は5%程度です。

一方で、加工食品や贅沢品になると、
一気に20%の税率になるのだそうです。
(…だから、食べるものでも「お惣菜」になると
 妙に高くついたのか!納得。)
そしてチョコレートやケーキ等、嗜好品は
税率が高いのです。

こんな感じでご夫妻のお話を聞くうちに
いろいろと日々の謎がとけましたし、
日本的な価値観の通じる方々と
話ができたのも久しぶりで、ホントに楽しかったです。

そして、今日の夕食は、
パリに来てから一番おいしかったです!
ありがとうございました!

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