日本も連日寒いようですが、
パリは今週から最低気温の予報が
なんと氷点下に…。
流石に手袋しないと指先がかじかむものの、
冬着で生活する分には思ったより問題なく
過ごせています。
ヒートテックのおかげでしょうか、
日本のこの技術って凄い。
そんな中、
パリカトリック学院に初登校してきましたので、
その様子をレポートします。
早起きしすぎた…
朝8時に家をでる。
相変わらず、1月末のパリの朝は薄暗い。
メトロのセーヴル・バビロン駅を出ると
正面に見えるホテル・ルテシアも、
未だ眠りの中という風情。
ここは、フランスを代表する女優の
カトリーヌ・ドヌーブが
雑誌取材を受けるとき等によくここを使うと
いわれる名門ホテルです。
確かに雰囲気のあるエントランス。
(学生の格好では入りづらい)
ここの交差点から学校へは
もう少し細い通りに入っていきます。
一応、通学路の下見はしているので、
スムーズに到着。
そうしたらテスト開始は9時なのに
30分も早く着いてしまった!
気合い入れ過ぎ?日本人気質?
(私は割とお時間はテキトーなタイプですが)
この青い旗の下がエントランスでした。
学校前の狭い通りに、多くの学生が立ち並んで
います。流石に早く着きすぎたと思い、
開始10分前になるまで周りを探索して
それから学院内に入りました。
超、短いオリエンテーション。教師や生徒を観察してみる。
初めて立ち入った学内は、
なんだか懐かしいような
昔々の聖路加病院みたいな雰囲気。
キリスト教系の学校だからか。
とりあえず一番奥の語学学校受付まで行くと
他にも今日付けで入学する学生たちが受付にいて
テスト会場への行き方を尋ねていました。
(ここで昨夜、道順の説明のフラ語を予習しておいたのが役に立った…)
テスト会場へ入ると、年齢も人種も、
おそらく国籍もまちまちらしい学生達が
集まっています。
今日からの冬期集中コースに参加するのは
約100名。
世界24カ国から学生が来ているとのことでした。
(そんなに?)
ドイツ語、スペイン語、英語、日本語など
様々な言語でざわつく中、
時間になると校長先生?がかなりゆっくりした
フランス語で話し始めた。
「ネットテストを既に受験済みの人は、
隣の教室でオーラルテストをします。
ネットテスト未了の人は、ここで今から
筆記試験を受けて下さい。」
とりあえず意味は分かった。
先日、ネットテストは済ませているので
(あれ、事前受験は必須じゃなかったのか?
とは思いつつ)、隣の教室に行こうとしたら
横から黒色人種系の女の子が
何と言っているのか分からなかったらしく
少し焦った顔で「どういうこと???」という
感じで尋ねてきた。
彼女のネイティブ言語は分からなかったが、
試しに、ゆっくりと英語で
「ネットテストは受けた?
まだならここで受けないとダメみたい」
といってみた。
すると話が通じたらしく、筆記テストの支度を始めていた。
この学校、24ヶ国から集まってるわけで
誰が何語をしゃべるのか
相手の顔を見ただけじゃさっぱりわからない(笑)
今日はテストが終わったら
もう帰っていいとのことだった。
「ソルドの最終日だし、サンジェルマンでも
歩いてきたらー♪」と校長先生。
そんなゆるいオリエンでいいのかフランス!
(楽しい)
「明日は8:45に学校に来てね。
ノートを持ってきて、授業中は携帯もオフに
してくださいね」
とそこは具体的に説明していたけれど。
(生徒によって、時間感覚や受講マナーが相当違うらしい)
見回したところ、ブルカ着用の学生はいない。
私立カトリック系(ミッション系)の学校に通う
ということは、
自分の宗教に基づく立ち振る舞いと
それなりにリンクしてくるということなのだろうか。
学校のスタッフは、皆さんウェルカムな雰囲気。
年配の方は特にそうなのだが、
カトリックの人らしい、独特の穏やかな雰囲気があった。
フランス語超初心者もいるということで
スタッフ全員がゆっくりはっきりと
話してくれていた。若いスタッフからは
それほどのホスピタリティは感じなかったけれど
一人だけ日本語を話すスタッフを発見。
(少しだけほっとする)
いよいよ、面談テスト。筆記と面談のレベル差はどうなる?
オーラルテストは、一人ずつ名前を呼ばれて
面談形式で受けました。自己紹介や
「昨日は何してたの?」
「週末はどんなことをするの?」
「仕事は?」などなど。
面談前に、私のネットテストの結果を聞くと
なんだか変に点数が高かったらしく
(テストが選択式で、適当にチェックつけたのが
あってたのか?)
B1という、日仏学院で通っていたクラスの
二つ上のレベルになっていた…。
(ぜったい無理だよ!)
これはまずいと思い
この結果はおかしい!(というかB1なんて無理)
と正直に伝えたら、スタッフの方も
スタッフ
大丈夫、これからやる面談で、あなたのレベルをちゃんとチェックするわ
と言ってくれた…よかった…
初めから無理して難しいクラスに入って
基礎をすっとばしてしまっては
せっかくの授業が勿体ないと思う。
そんな感じで、面談終了したのでした。
では、明日に備えましょう。
腹が減っては戦はできぬ。
「この冬期集中コースはキツいからね!」
と日本語が話せる先生が、
日本語で皆にそう声をかけていた。
キツいと有名なパリカトで
さらにキツいって言われるって
どういうことだろうか…。
慣れるまで、大変だろうと覚悟を決める。
というわけで、帰り道にしっかり食料を調達。
1週間分のスープやらおかずやらを仕込んでおいた。
よし、これで今週は引きこもって勉強できる!
(やる気だよ)
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