じゃがいもから始まる、パリの人間考察

日記
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じゃがいもを1個だけ買い足そうと思って
スーパーに行きました。

他にも少しは買うものがあったんだけど
レジで後ろにならんだおじいさんが
「じゃがいも1個だけなの?
 オリジナルだね〜!(=変わってるね)」
とにこにこ話しかけてきました。

「私はあんまり沢山食べられないんですよー」
と、こちらも笑顔かつフラ語で答えてみた。
すると「ニホンジンデスカ?」と
割と上手な日本語でいきなり聞かれました(笑)

思わず
「そうですよ、ムッシュ!日本語上手ですね!
 よい一日を!」と返す。
知らない町人どうしでも
わりとこんな会話があったりするのだ。

日本だと、スーパーのレジで並んでいる人に
あまり話しかけたりしないよね。

パリのフリーペーパーの話

毎週水曜日かな?、メトロ構内に
「20Minutes」というフリーペーパーが
置かれているのを見かけます。
最近、フランスでも普通の新聞の発行部数は
ぐっと減り、こういうフリーペーパーが
人気なのだとか。
20minutesは、パリ郊外から電車に乗って
通勤する人の平均乗車時間が20分なので、
その間に読んでね、っていうコンセプトらしい。

フランスの紙媒体と言えば
「ルモンド」「フィガロ」「リベラシオン」
だけなんて時代ではなくなったのだ…

ちなみに、個人の自宅に
毎朝早く、新聞が配達される国というのは
実は世界的にも珍しくて、
日本か韓国くらいなのだ。
そもそもそんな早朝から、紙類を各家庭に
配達するっていう労働発想が無い。

フランスの場合、新聞は駅や街角のスタンドで
購入することも多く、
新聞が読者の手に渡る時間は
日本よりちょっと遅いってこと。

こちらでも、どの新聞を読んでるかで、
思想や階層まで大体わかるようです。

(画像:Unsplashから)

今朝、私の前を歩いていた男性が、
20minutesを取るときに
うっかり2部掴んでしまったらしく、
改札を通る時にふと振り向いて
後ろにいた私に黙ってニコニコ
「どうぞ」と1部くれた。
こっちも「メルシー」といって普通に受け取る。

こういうやりとり、日本では少ないかな。
2部取っちゃったのに気づいたら、
その場で戻すか
会社に持ってって誰かにあげたりする程度か。
日本でこんなふうに
知らない人にモノ渡そうとしたら
ちょっと変な人だと思われる。
(大阪のおばちゃんを除いて、だ)

彼はにこやかだったし、
これもフランス流コミュニケーションか。
(もちろん要らなければ断ってもよい)

レジの割り込み(おばさん率高いかも)

ここのところ
マナーの悪いおばさんにも何度か遭遇してます。
スーパーのレジで
「1品だけだから、割り込みさせて!」とか
言われることがありました。

フランス人でも、こういう割り込み申し出は
マナーが悪いと思っている人もいるし、
全員がこんな人ではありませんが。

様子を見ていると、周りのフランス人も
とりあえずこんなふうに言われたら
列に入れてあげてるみたいでした。
「しょうがない人ね!(怒)」と
ちょっと文句を言いながら
列に入れてあげてる人もいたし。

ちなみにこの割り込み行為をやっていたのは
見た目素敵なマダムもいたし、
くたびれたマダムもやってました。

私は割込み好きじゃないし、自分はやらない。
超人気のパン屋さんに並んでいたとき、
初めてこれをやられた時はびっくりしました
(しかも結構大量に買い物するマダムだった…金持ちか)

(画像:Unsplashから)

メトロの舌打ちおばさん

うちの学校は、朝あまり早く学校に着いても
教室の鍵が閉まっていて入れません。(寒い)

そして、パリの真ん中に位置するパリカトに
うちからメトロで
ちょうどよく到着する列車に乗ろうとすると、
その時間帯だけ、
電車が妙に混んでることに気付きました…。
(冬期講習初期にメトロが妙に空いてたのは、
 世間より30分くらい早い時間帯だったからか)

日本の通勤ラッシュほどは混みませんが
すれ違い様にちょっと掠ったりすると
こちらが「Pardon」を言う前に
舌打ちするのも、おばさんが多い気がする…。
個人の感想ですが。

ああいう大人にはならないようにしよう。
もう大人ですけど。

(画像:Unsplashから)

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