パリで落としたiPodが戻ってきた話。

フランス社会・街並み・建築
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12月25日。
今年のある出来事に対する
感謝の気持ちを込めて、
パリカト近くのサンシュルピス教会に
行ってきました。
映画ダヴィンチコードに出て来た教会です。

Église Saint-Sulpice

着いたのは14時半ごろで、丁度ミサの最中。

祭壇前で献金をして、キャンドルをお供え。

というのも今年、奇跡のような出来事が、
このサンシュルピス教会前の広場で起きたからです。

夏の間、学校の昼休みが2時間有ったので、
よくこの広場で
のんびりとお昼を食べていました。
緑や噴水があって、
とても気持ちいい場所なのです。

しかし7月のある日、なんと大切なiPodを、
この広場で落としてしまったのでした…!

パリでそんな落とし物をしたら、
まず出てこない…迂闊だった…
あんな大切なものを…

しばらくはがっくりと落ち込んで
過ごしていたのですが、
ある日ふとFacebookを開いたら、
その数日前に見知らぬ人から
メッセージが入っているのに気づきました。

奇跡のメッセージ

それは、K様という
神奈川県在住の女性からのメッセージでした。

K様のご両親がパリ旅行をしたときに、
なんと、このサンシュルピス教会前の広場で、
私のiPodを拾ってくださったというのです!

iPodの画面に表示された私の名前(日本語)を
見て、これは日本人観光客の落とし物だと
思われたご夫妻は、
しばらく広場で誰かが取りに来ないかと
待っていてくださったそう。
(なんと親切な方でしょう。
 パリ旅行中の貴重なお時間だったのに!)

でも、しばらく待っても誰も来なかったので、
とりあえず日本に持ち帰り、
ご夫妻の娘であるK様に頼んで
Facebookで私の名前を検索してみたとの
ことでした…
(私の名前は、綴りがちょっと珍しいので…。
 それにしても素晴らしいアイディア…感動)

そして、Facebook経由で
私にたどり着いてくださったK様は、
日本の私の実家に、
郵便でそのiPodを送ってくださったのでした…。

Facebookすごい!
インターネットってすごい!

何よりも、
そうやって私を探し当ててくれたK様ご家族。
心から、感謝しています。
感謝してもしきれない程です。
本当に、ありがとうございました!

私の落とし物がワールドワイドに
人様にご迷惑をかけていて、泣けてきます。

これは、サンシュルピス教会にも
お礼参りをと思い、
25日に教会に立ち寄ってみたのでした。
世の中、捨てたもんじゃない。

こうして今日も、
いろんな人に助けられて、
生きています。

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