今年のパリは、6月27日から一斉に
夏のソルド(バーゲン)が始まりました。
衣料品の値崩れを防ぎ、
ファッションを文化として守る為に、
行政がこのバーゲン開始日を決めている…
らしいのですが、
実際のスタート日については、
それほど厳密ではないみたいです。
(厳しいのはたぶん高級ブランドだけ)
例えば
そのお店のポイントカードを持っていたりすると
早めに割引価格で買い物できたり、
あるいはお店に入ると店員さんが声をかけてきて
「赤いシールは☆%割引、
青いシールは△%割引です」
と教えてくれるケースもあり、
日本とそんなに変わりません。
というわけで、27日のソルド初日に
①地元の商店街(結構何でもお店がある)
②リボリ通り
③サンジェルマンデプレ
をちょっとずつ眺めてきました。
みなさん、物凄い買い物してましたよ…
しばらくは、この買い物祭りが続くのです。
冬のソルドのときもそうだったけど
町中に買い物袋をぶら下げた
パリジェンヌ達があふれていて、
店の前には、くたびれ果てた連れ合いらしき
おじさんたちがしゃがみ込んでいるのも、
日本と変わらないバーゲン風景です。
でも、
街の至る所に物乞いも座り込んでいるのがパリ。
フランスで、お店に入る時の流儀
ちなみにフランスでは、
普段の買い物でお店に入る時には
Bonjour! と店員さんにこちらから挨拶しますし
お店を出る時には Au revoir! と
また挨拶するのが普通です。
(これをしないで、嫌な顔されてる観光客が結構います)
でもバーゲンの時は、
そんなことを言っていられない位に
ものすごく人が多いので、
ある意味で気楽に色んなお店を
ひょいひょい覗きに入ることができる。
(店員さんがそれどころじゃない)
言ってみれば、フランスでお店に入るのは
その人の「うち」に入るみたいな感覚らしい。
日本みたいに「お客様が一番えらい」
みたいな感じではなく、
お客のこちらが「おじゃましまーす」
みたいな感じ…といったら伝わるでしょうか。
フランスと日本、夏物の生地感の違い
フランスの夏物は、日本と気候が違うので
生地も違います。例えば日本の夏だと
汗をかいたり湿気たりした時に
肌にぺったりと貼り付いて
とても着られなさそうな化繊の夏物衣料が
こちらでは大量に売られています…。
そういうのは、眺めるだけでオシマイ。
日本では着られないから。
シンプルで基本的なアイテムは、
大抵日本で買うほうが品質がいい。
バカンスに行けばともかく、
パリで暮らして夏物衣料が活躍する時期は
日本よりずっと短い。
6月末の今日、私は半袖で出かけたけど
街中にはジャケット着用の人もいますから。
ソルドの時は、フランス人も残業するみたい
残業をことのほか嫌うフランス人ですけれど
ソルド初日は
ラファイエットやボンマルシェなどのデパートは
朝早めに開店し、夜も遅くまで開いていました。
夜のニュース番組でも、ラファイエットの広報が
気合いの入った様子でソルドの模様を伝える
インタビューに答えていました。
お金は天下の回りもの。
バーゲンだってなんだって
どんどんお金が巡るといい。
ユーロ圏についても息
苦しいニュースが流れているようですが
「景気」なんて実は、
人々の気の持ちように相当左右されてるから。
まわれ まわれ…
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