インレー、とれた。パリで歯の詰め物が取れた話。

日記
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インレーとは、虫歯治療の「詰め物」の事。

日本に居た時、かなり前、
(何年前だか忘れてしまいましたが)
左の上顎、一番奥の歯を虫歯治療して、
銀色の「詰め物」をしました。

それがこの間、
食事中にぽろっと取れてしまいました…。
まあ、消耗品というか
歯のボンドにも当然寿命があるものね…。

日本に居たら、さっさと歯医者にいくのですが
ちょっと待て、ここはパリだ。

学生の間でも、
フランスの歯医者について「いい評判」を
一度も聞いた事が無い…。
ちょっと、行くの、こわい。

以前のクラスで、日本人の男子生徒が、
インレーが外れてしまって
困っていたことがあり
しかも虫歯が悪化し毎日痛がっていた。

そのクラスは、半数が日本人生徒だったので、
皆で「歯医者いきなよ!」とか
「日本に帰るのいつなの?」とか
日本語でわいわい盛り上がりましたね…。

でも皆で話していたのは、
フランスで歯医者に行ったとして、
治療方針をフランス語で説明されても
歯科用語が判らないという問題と、
周囲のフランス人達のテキトーさを見てるから
とてもそんな人たちに、
痛む歯を任せる気にはなれない…
というのが本音なのだ。

すると、ある女の子が
「うちの夫(フランス人)は虫歯になると、
 仕事でベルギーとかに行ったときに
 治療してきてるよ。
 フランスの歯医者は下手だから嫌なんだって」
と衝撃の一言。

…フランス人でさえ、そうなの???

確かに、パリ駐在のM先輩も、
虫歯治療は日本に帰国したときに
まとめて受けるって言ってた。

安心して通える歯医者があるって、幸せなことなのだ…(画像:Unsplashより)

帰国はまだ先。今できることを考える…

さて。

でも取れちゃったものはしょうがない。
どうしようか。

歯科治療分の医療保険を、
渡仏最初の1年間はAIUで掛けてたんだけど
先日、滞在延長した際に、
もう大丈夫そうかなと何となく思って
歯科分を含まない内容で延長してしまったからね…。
 
こういう時、日本で歯医者に行くと、
「とれたインレー、持ってます?」って聞かれる。
 
ってことは、そのまま再利用できるかも。

口腔内の状態を観察してみる

インレーが外れた部分を見ると、
ちょっと黒くなってるところも
有るには有るが、

よーく歯磨きしてインレーをはめてみると、
取り敢えず、ぴったりはまる。
カタチは大体オッケーってことか。

試しにインレー無しで、
冷たいものを飲むと、少し染みる。
このまま帰国まで過ごすのは
ちょっとしんどい(無理)かも。

自分で何とかするって、これしかないので

という訳で。

インレーを自分で熱湯消毒し、
フツーの消毒液で口内を消毒し(超不味い)、
風で乾燥させてから、
アロンアルファみたいな透明速乾ボンドで
歯に「ぱこ」っとはめて、
その歯で脱脂綿をぎゅっと噛みしめ、
くっつけてみた。

はみ出たボンドに脱脂綿が少しくっついて残り、
数日ごろごろしたけれど、
そのうち違和感もなくなった。
(もはや嚥下済だろう)

あと、少しだけ左の耳の前側のリンパに
2日くらい違和感が有ったけど
それももう大丈夫。
(私のリンパ腺は少々デリケート。
 雑菌入ったか?)

一応、これで何とかなってます。
いろいろ、体に良くはないが、
死にはしない範囲なら、オッケー。

世の中ってやつあ、存外単純なのかも。

中の黒い部分(たぶん小さな虫歯)が
進行しないかだけ気がかりだけど、
むきだしにして数ヶ月過ごすよりはマシかと思うんだよね…

またいつかボンドは外れるし、
その時にちゃんと治そう。
というか、日本に帰ったらすぐ歯医者いこう…
帰国まで、なんとか保ってほしいな…

…まさかそんな人は居ないと思いますが、

ブログ読者の皆さんは、
絶対に真似をしないでください
ねー

今後の保証は一切できませんから…。

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