フランスでは日本と違い、
賃貸契約は不動産屋を通さず
個人同士で話を進める場合が多いようです。
フランスの不動産業者にも
一応営業する為の免許制度があります。
でも、中には???な会社も。
その辺は、日本と同じか。
パリで外国人留学生が賃貸物件を探すという事
フランスに保証人がいる訳でもなく
(=家賃未納があった場合、オーナーとしては
それを回収するのが相当困難)
ましてや収入のない外国人留学生は、
当然オーナーにとってはリスキーな客です。
フランスの学生が賃貸を探すピークは
9月新年度が始まる前の、8月です。
普通の学生達も家探しをしている8月頃に
多くの客で混雑している不動産屋に行っても
難しい客である外国人留学生が
後回しにされても全然不思議じゃない。
なので、現地の不動産屋さんと
繁忙期に話をするときは
「そんな状況なんだ」と思って
話せば割り切れるかもしれません…いろいろと。
私は、不動産屋が暇な時期に動いたので
そんなに嫌な思いはしていません。今のところ。
そもそもオフシーズンに物件探しをしている為
学生向け賃貸の優良物件は大抵契約済みで
動いてる物件も客も少なかったし
全体の動きがのんびりしていたように思います。
解約時期、物件が動く時期。パリの夏の家探しで注意すること
ちなみに、賃貸の解約は、フランスの法律では
3ヶ月前までに申し出ることになっているそう
ですが(日本より早い)
物件により、1ヶ月前までに申し出れば
よいという契約になっているものもあります。
(私が借りたのはこのパターンの部屋でした)
学生が住んでいる賃貸の解約が
3ヶ月前申し出のサイクルで動くなら
逆算すると6〜7月あたりには動くものも
あるでしょう。
※2021年現在、コロナでオンライン授業に
なっているところもあるので
今はどうなんでしょうね…
上記の通り
私の家探しのタイミングはよろしくなく、
翌年1月の入居希望といって
9月末頃に(=フランスの学生達は、アパートを
借り終わった頃だった…)
不動産屋に打診し始めたものの、
もういい物件は殆ど無いし
しばらく待たないと
候補物件さえ、なかなか出てこないという状況…。
あと、夏頃にホームページ等で
良さそうなパリの賃貸物件を見つけても
借りられる期間がとても短い物件もあって
ちょっと驚きました。
なぜなら、オーナーのバカンス中だけ
貸し出される短期物件も混じっているから。
さすがバカンス大国、フランス。
というわけで、留学前の家探しにおいては
自分の希望条件をある程度満たすなら
特に繁忙期においては
1ヶ月くらいは多めに家賃を払うことに
なっても、その物件をおさえることになります。
(日本でも入居日ぴったりから借りられる
ケースばかりじゃないですしね)
もしぴったり借りられたら、だいぶお得だけど。
私の家探しのポイント=無理難題リスト
別名「こんな事言ってたら、物件見つからないかも(高いし)」リスト
- バスタブ付き(これはかなり希少です…普通は諦める学生が多いです)
- 自炊しやすいよう、キッチンが狭苦しくない事(写真で見ると、超ミニサイズキッチンの物件も多かった)
- 治安、防犯(管理人がいるとか、デジコード式の鍵とか)
- スーパーかマルシェ、商店街が近いと助かる
- 1階は避けたい(パリの石の建物は寒い、治安も気になる)
- 最上階も避ける(小屋裏部屋は、日本人が憧れる物件だけれど、泥棒が入りやすい部屋でもある)
- 中央暖房があると嬉しい(これも希少。でもこれなら暖房費が家賃&管理費に含まれるらしいので、生活費の目安が掴みやすいと思った。ただし管理費が妙に高くなければですが)
- 洗濯機付き(洗濯機がないので都度コインランドリーに行ってねという物件もある)
- できれば戦後築の建物
戦後築の建物を希望した理由
パリには昔ながらの石づくりの物件が
たくさんあります。地震のない街ですから
築100年なんていう物件もざらにあります。
短期間パリに住む人には
オスマン様式の建物は美しく
パリらしい風情で、それも良いでしょう。
しかし、当然、古いので配管設備等の状態が
良くないことも多いし、
その上、気密性も低かったりすると
冬はかなり寒いはず…。
(これはサッシとドアの性能にもよるでしょうが)
長期留学(しかも厳寒の1月スタート)するのに
そんな部屋で勉強するのはつらい。
パリのオスマン様式の建物は大好きです。
でも、パリ建築の「風情」は旅行で楽しもう…
そう思ったのでした。
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