パリで花見。アルベール・カーン美術館へ。

美術館・博物館
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ここ最近、春らしい陽気のパリ。
「日本庭園がすばらしいので是非」と
台湾人クラスメートが紹介してくれた
アルベール・カーン美術館に行ってきました。

台湾人のクラスメートPenny
(ドラマ「家政婦のミタ」が大好き!)が
「日本人はハナミをするんでしょ?
 今週が見頃だよ!」と言って
この庭園のことを教えてくれました。

パリ市の西側にあるこの美術館には
日本式、フランス式、イギリス式など
様々な庭園があります。
日本の庭園めぐりが大好きな私は
海外の日本庭園に納得できることは
殆どないのですが
(いつもその「なんちゃって日本庭園」ぶりに
 ショックを受けている)
珍しくここは「合格!」と言える
素晴らしいお庭でした。

台湾の方からお勧めいただいたというのも
何だか感激…謝謝你、Penny!

写真をたくさん撮ってきましたので
ご一緒に庭園めぐりを!

美術館を抜けて庭園に出ます。
池泉式回遊庭園…ですかね。
空には雲ひとつない。最高の散歩日和です。
日本のどこかの山里みたい。
足元の芝の緑、陽に透ける桜の色。
パリではちょうど街路樹の新芽も出始めています。この若葉色、ほんとに今だけの爽やかさ。
この赤い太鼓橋の上で記念撮影する人が多数いらっしゃる。これは人のいない隙をみて撮影
人がいるとこんな感じ。みなさん楽しそうです。
池から小川が流れていて、小川の先がこのような渦巻き状になってました。ふしぎな風景…。これは日本じゃやらないかも。真ん中で水がどこか下に流れ落ちる仕組みになってました。
ソメイヨシノなのでしょうか?
こういう石材をどこから探してきたのかな…
周辺に高い建物がないのもよいですね。
あちこちに、こんな雲形の焼き物?が置かれていました。
今は修復中ですが、日本家屋もありました。
畳は大分黒ずんで埃が…、拭き掃除はしていないと思われます。笑

ゆっくり歩いて回っていると
自分が世界のどこにいるんだか
分からなくなってきます。

この美術館では、
1900年代初期の世界中の写真を蒐集していて
フランス語がもう少し分かれば
もっと楽しめたでしょう。
(現在はモンゴル展開催中)

昔の日本の写真等もパソコンで自由に
閲覧できるようになっていますし、
古いカメラや当時の現像に使った品々等、
時代を感じさせるや撮影機材も展示され
アンティークなメカデザインが好きな
私にとっては、興味深い場所でした。

建物外観

アルベール・カーン氏は、1890年代、
明治のはじめ、国際社会デビューしたての
日本の将来の発展にかけて、
多額の融資を行ったアルザス系ユダヤ人です。
日本の近現代史を学ぶと名前が出てくる方ですね。
なぜ日本に出資してくれたかなど
いろいろ伝説のあるお人です。

公式サイト(仏語/英語)の写真も素敵です。

家から30分もかからず来られる場所ですし
久々に日本の季節を感じられて
何とも安らぐ雰囲気でした。
ぜひまた訪れたいと思います。

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