サモトラケのニケ様、修復作業が始まる。

美術館・博物館
この記事は約2分で読めます。

10月のパリは過ごしやすい…なんて言っていたら、
昨日から一気に「最高気温なのに11℃」。
パリあるある。

急に寒くなったパリはこんな感じ…

さて、ルーブル美術館で、
私が何時間でも見ていたいと思うものの一つが、
サモトラケのニケの彫刻。

頭も腕もない、この石の像。
だからこそ、想像力をかき立てられて、
伝わってくる勝利の女神の躍動感。

ルーブル前の広場

2013年9月3日から、
発掘150周年記念事業として、
ニケ様は修復作業に入られました。
(思わず敬語)

だから今はルーブルに行っても
あのダリュの階段のところには
何も無いのだそう。
ちょうどルーブルに行った学生とその話をしたら、
「そういえば無かった!」と驚いてた。

いや、私だったら、知らずに行ったら、
大ショック受けちゃう。大好きだから。

修復が終わるのは2014年夏予定。
それとダリュの階段そのものも改修するそうで、
そちらの工事は2015年まで続きます。

モナリザの時と同じく
今回も日テレホールディングスが支援しています。

◾️2015年追記:修復が終わってから2015年に公開された動画です

ニケの右手の一部が発掘されている

ニケ様の本体は大理石ですが、右の翼は石膏製。
左の翼で型をとり、作り足したものです。

頭部と腕がまだ見つかっていませんが、
右手の一部だけは既に発見されています。

右手か…。どのへんだろうか。

「手」って、結構表情があるから、
それがいつか全部組み立てられたら
ニケ様の雰囲気が大きく変わるかもしれない。

今のニケ様に親しんでいる私にとって、
それは見たいような、見たくないような、
複雑な気持ちだったりします。

前から、ルーブルで売ってるニケ様のレプリカを
買うかどうか、ずうっと迷っているのですが…
(レプリカの出来がイマイチなのが悩み)


そんなもの、日本に帰る時、どうするかって?

そりゃ、抱いて帰りますよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました