森の奥には、花園がある。初夏のバガテル公園へ。

フランス社会・街並み・建築
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5月、6月は、ばらの季節。
パリ西部のブーローニュの森の中、
バガテル公園へバラを見に行ってきました。

ブーローニュは「森」というだけあって
かなり広い場所。
ブーローニュの森の中にバガテル公園があり
さらにその中にバラ園 la Roseraie がある…
という感じなのですが、
地下鉄 Porte Maillot駅を降りて
森の入り口すぐから
いきなり方向を間違えて突入してしまい
結構な遠回りをしました…。

(Pont de Neuilly駅から歩いた方が
 近かったみたいです)

でもそのおかげで、
森の外周にある美しい建物を見られて
良かったです。

人生も街歩きも、
迷わなかったら通らなかった道ってものがある。

オスマン式の建物
シンプルだけど、これもオスマン式
新しい建築だと、こんな感じでイマイチである(やっぱり比べちゃうとね)

このブーローニュの森には、
ローランギャロのクレイテニスコート
Stade Roland Garrosや、
家族連れが楽しめる遊具付き公園や、
ミニ動物園もあります。

森の中の通りは車がいっぱいだし
サイクリングやジョギングをしている人、
芝生で寝転んでる人たちも見かけます。
パリ市民のいいレジャースポットなんですね、きっと。

パリ市管理の、バガテル公園

森の入り口から2キロくらい歩き
ようやくバガテル公園に到着。
入り口の門も、こんな雰囲気で素敵。

幾何学模様に刈り込まれた、フランス式庭園。
この奥に、花盛りのバラとのアイリスの庭があります。

いろんな種類のバラがある中で、
ひときわ芳香を放つ薄紫の花。

白ばらの茂み

目の覚めるような色。

アップで撮るとこんな感じです。
これもバラなんだそう。

アイリスの庭は
陽光に透ける花が何とも美しい。

初夏の天気のよい日に
ぜひ訪れて欲しいところです。

逆光にまわって、生きた花弁の色を楽しんだり。

この瑞々しさが伝わるといいのですが。

バラ園まではかなり歩きますので
自転車や車がある人は、そのほうが楽。
(迷ったせいもありますけど
 15000歩くらい歩きました)

たまたまバラの品評会があったらしく
この日の入場料はかかりませんでした。
ただ…ブーローニュの森は、
夜は絶対一人で行かないでくださいね。

夜の森には行かないこと。(昼間もいろいろ居るけど)

映画「ダ・ヴィンチ・コード」にも
ブーローニュの森が出てきましたが、
夜は治安が悪いので
絶対に通ってはいけません!

今回、私はもちろん真っ昼間に
お散歩してきたわけですが、
森の真ん中のLongchamp大通りに
妙に派手な格好の女性が
うろうろしているのを発見…。

周りは、テニスやサイクリングを楽しむための
スポーティな格好の人ばかりですから、
真っ赤な超ミニワンピや
強烈な柄の黒ストッキングは結構目立ちます。
例の商売の女性達。
中には、女性に見えるけど
女性じゃない人もいるらしい。
(会話クラスの先生情報。男娼も多いそう)

レジャーシーズンの昼でその状況ですから
夜なんか、女性一人で歩くのは絶対ダメです。
クラスメートで
ブーローニュ近くに住んでる女の子は
夜は絶対近寄らないと言っていました。
相当うさんくさいらしい。

まあ、ブーローニュじゃなくても
シャンゼリゼ大通りで
真っ昼間から赤い革のミニスカートに
緑のエナメルジャケットを羽織った
スラっと足の長い坊主頭の男性が
歩いてたりするので、
パリっていろんな人がいて、面白い街です。

でも危ないところの「危ない」レベルが
日本とは段違いなので、
ちょっとでも怪しいところには
絶対近づいたらダメな街、パリ。

バラ園近くの建物のレリーフにも花がいっぱい!

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