今日のお昼前、テレビをつけると、
ニュース系チャンネルは揃って全部
バチカン生中継!!!
あっちもこっちも!!!
ほぼ全局あげて、ローマ法王パレード中継
現ローマ法王ブノワ16世
(日本語だとベネディクト16世)が
最後の挨拶をするセレモニーを
ずっと流していました。
あのサンピエトロ広場に、
10万人もの人間がびっしり。
ほぼ全局で映像がながれていて
フランス人にとっては、
これも大きなニュースの一つだと理解する。
一昨日の記事で書いたアフリカの話と同様で、
国が違うとニュースの重さはこれだけ違う。
ローマ法王が、存命中に退位するというのは
この700年程なかった事なので、
今回のセレモニー自体が
物凄くレアだってこともある。
宗教にうとい日本人からすると、
こんなに人が集まるイベントって
宗教関連では思いつかなくて…
皇太子成婚パレード、
ロンドン五輪後の
なでしこジャパンの銀座凱旋パレード、
あるいはワールドカップ時の渋谷とか?
宗教関連?というなら
初詣の明治神宮もすごいけど
みんな騒がず並ぶから、
パレードとは様子が違う。
次の法王を
今度は欧州出身者(白人)ではなく
南米やアフリカの出身者から
選出する可能性もあるとの事で、
後任の選出に注目が集まっています。
最近のアフリカの様子をみてると、
今こそ、そういう人選もふさわしい気がします…
一方、最近のパリ。いつも心に警報機。
今日は、法王様のニュースの合間に、
パリ付近の事件報道も流れてました。
高級住宅地のパリ16区。
街歩きしてても、比較的、治安の良いエリアです。
しかし先日、ある宝飾店に強盗が入り
店員を脅していたところに、
その最中とは知らずに
ふと入店してしまった日本人客が
強盗に斧(鉈?)で襲われてしまった。
幸い、軽傷だったと伝えられていますが…。
比較的安全っていっても、色々ある。
その色々ある頻度が日本より高いってことを
いつも意識して暮らしてる感じです。
パリで賃貸を探す際に、
ある程度、区によって治安の想定はできます。
でも、私も一人でさんざん歩き回ったのちに
思った事なんですが、
通りを一本入れば雰囲気も変わるし、
同じ区内でもエリアによって雰囲気変わるし、
例え治安の良い区と言われていても、
絶対安全なんて言えないってことです。
だから、パリで家探しする人に
「この辺なら大丈夫?」なんて
聞かれる事もありますが、
お答えするのにとってもとっても、
気を使います。
知れば知る程、答えづらいのです。
殉職警官へのレジオンドヌール勲章
それから先週の話ですが、
パリを囲む環状道路で
無免許で飲酒運転をしていた
22歳の男を逮捕するのに、
警官2名が殉職されました。
今日、ジャンマルク・エロー首相も出席し
警察をあげての大きな葬儀があり
この2名の警察官には
レジオンドヌール勲章が贈られました。
レジオンドヌール、
こういう時にも授与されるのを初めて知りました。
日本に居ると
モードや映画、芸術が対象になるような
イメージがあったので…
そういえば
元はナポレオンが将校達に贈った勲章だった。
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