南伊旅:久々に別の国に行って気づくこと

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久々にフランスを出て、
南イタリアを旅行しながら、
もやもや考えた事を書いてみます。

南イタリアの内装工事は、なかなかに大雑把。

なんでものんびりの南イタリア。
割といいホテルでも、
水回りや電気工事などの仕上がりが、
何というか…相当、大らかでしたね。
例えばタオルミーナでの話。

*タオル掛けが、
 ちょっと斜めに取り付けられている。
*電気が点かない。
 あるいは点いたり消えたりする。
 接触不良っぽい。
*バスタブのお湯を流したら、
 排水の配管が雑なのか、
 浴室が一瞬水浸しに。
 (部屋にあふれなくてよかった…)
*水回りのコーキングの施工が超テキトー。
 (素人の工作か!)
*シャワーのホースが微妙に折れている。
*羽根布団の一部が破けていて、
 羽根が出てきてた。
 (これは内装工事じゃないけど)

四つ星ホテルでも、
そのくらいは気にしないってことか!

そもそも細かいことにこだわらない土地柄、
というのもありますが、もう一つは、
中々お金の回りがスムーズでない
経済や産業的に苦しい地域…
という現実もあるのだろう。

同じラテン文化圏でも
フランスよりさらに大雑把に感じましたが、
実際どうなんでしょうか。

ドイツで泊まったホテルは、
水回り施工とか割と綺麗に仕上がっていた気がします。

北が働いて南を食わせる、とは

イタリアには「北が働いて南を食わせる」
という言葉がありますが、それくらい
北イタリアと南イタリアの経済格差は大きい。
まるで別の国のよう。

そもそも歴史的には長らく別の国でしたしね。
(かつて南はスペイン、北はオーストリアが統治)

この南北の差を見ると、イタリア「全体」の
経済を底上げするのが大変、っていうのもわかる。

特に南は、いまでもマフィオーゾが
観光業界(というか生活全般)に幅を利かせ、
この土地や習慣に慣れていないと、
個人旅行にはちょっと向かない。
ぼったくられやすいし。
イタリア語がわからない人、
あるいは女性のみの旅なら、
最初はツアーで回るのがおすすめなんだろう。

ギリシャ時代から残る遺跡のおかげで、
そんなに頑張らなくても、
世界中から観光客が来てお金を落としていくし、
気候は温かいし、海も近くて魚も獲れるし、
野菜も育つし食べものは美味しい。

だから、
そんなに仕事とか産業振興に励まなくても、
生きていける。
それはそれで恵まれた土地なのかも。

田舎を回ると部外者は目立つ

そして、都会じゃないエリアを回って
感じることなんですが、
地域住民の観光客に対する目が、
パリとはやはり違います。
特に、対 アジアティック。
珍しいのかジロジロ見られることもあります。

観光客相手の商売に関わる人たちの中には、
カモを探しているような雰囲気の方もいて笑
なかなかに商魂逞しい様子。
そもそも観光業のバックがアレなので(上記参照)。

一方で、タオルミーナみたいなリゾート地だと
いろんなところから人が来るせいか
地元の人の視線を感じることは少なくなり
だいぶ気楽です。

振り返ってパリの生活を考えると、
いろんな国籍の人がいる街だし、
さらには個人主義の文化もあって、
みなさん他人にそれほど興味がないのが、
私にとっては楽ちんで大好きなところなのだ。

ナポリのタクシーはなかなかに最低だったので、二度と乗りません

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