ドイツ旅③ ゲルゼンキルヘン、ツォルフェライン、一人で電車で行ってみた。

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電車音痴かつドイツ語がわからない私ですが、
個人で公共交通機関を使ったドイツ旅を
してみました。
ゲルキルやツォルフェラインに行ってみたいという
方に向けて、行き方メモをまとめてみます。

まずパリからTGVで、フランクフルトに直行。
そこで一泊し、美術館と市内見物をしてから
特急電車ICEでゲルキル方面に向かいました。

フランクフルトからゲルゼンキルヘンまでを
DB(ドイツ鉄道)のサイトで
経路検索してみると、時間帯や価格によって
様々な経路が出てくるので、最初は戸惑いました。

どうやらエッセン付近は路線が複雑かつ
中には運行本数が少ないところもあって、
目的の駅が同じでも、タイミング次第で
多種多様な経路がでてくる模様。

よって、自分の移動したい時間にあわせて
路線検索してみるのがおすすめです。

ちなみに今回の私は
 フランクフルト1泊(美術館&街歩き)
 →エッセンで乗り換えて
    ゲルキル2泊(シャルケ見学)
 →ツォルフェライン(世界遺産見学)
こんな経路で移動しています。
(最後は、ゲルキル→ブリュッセル→パリ、のコースで帰宅)

★フランクフルトのシュテーデル美術館は
 フェルメール作品をじっくりみられるので
 超おすすめです…
(日本と違ってフェルメールの前に人がいない!)

フランクフルト駅構内

フランクフルト→ゲルゼンキルヘン

フランクフルトからエッセンまでは
ICE(全席要予約の都市間超特急)を利用。

ドイツ国内の特急チケットは、
ドイツ鉄道 DB BAHN のサイトであらかじめ購入。
(◾️2022年現在、SafariでもChromeでも
 サイトごと日本語翻訳できます)

チケットは、メールで受け取り、印刷して持参。
この時、タリス等と違って、ドイツ鉄道は、
携帯画面でチケットを見せるだけではダメでした。
必ずチケットを印刷して持っていきましょう。
(その後はペーパーレスになっているといいんだけど)

慣れている人は、当日に駅の窓口で買えるでしょうが
意外に窓口が混雑して待たされてしまう事もあるし
思ったように動けない時があるかと思いまして。

DB BAHNのサイトで
出発地:フランクフルト
目的地:ゲルキル/エッセン等々
と入力して、日付や時間を決めて検索すれば
いろんな乗換ルートのチケットが提示されます。

フランクフルト中央駅は売店もいろいろあります
バーガーキングもあった

ちなみに、エッセンやゲルキルから乗る
ツォルフェラインへのトラム(路面電車)
チケットは、現地で買います

ICEは遅れがち。その分を考えて計画を練るべし。

ICEは、2回利用して、
2回とも現地到着が少し遅れました。
(発車時刻はぴったりでしたけどね)

見た目、早そうな電車なんだけど。

どうやらよく遅れるらしいので、
ICEの後、他の電車に乗り換えるなら
遅れを見込んで列車を選んだほうがいい。
(時間ギリギリのプランは危ない)

サイトの自動検索で提示される乗換時間では
足りないか、あるいはぎりぎりになる。
駅構内は、トランク担いでダッシュ!
そんな感じだったので、電車音痴には
これだけでも大分コワい状況だっだ。

車内は割ときれいでした

なお、検索時に、乗換に要する時間の設定を
変えるには「通信の時間を調整」
「Adjust the duration of the correspondence」
この辺りをクリックしてみると調整できます。
いろいろ試してみてください。

それから、サイトでのチケット予約時に
「電車が遅れる場合のアラートメールを受信」
するように一応設定してみたのですが
到着予定時刻の15分くらい前に
列車内で「Delay alarm」のメールなんか

送られてきて…今回は役に立たなかったです。

もしICEの後に乗り換えるのが
RBなど普通列車であれば、
(RB=山手線や田園都市線のような普通の電車)
予約じゃないからそのまま旅を続行できるので
問題無いんですけどね…。

これに乗りました

余談:ドイツ鉄道、場所によってホームの雰囲気が違うので、駅観察も面白かった

フランクフルトは欧州の中央駅らしい、
天蓋つきのクラシカルな作り。

駅名につく”Hbf”というのは、中央駅、セントラルステーションの意

それが、ICEでエッセン駅に着くと、
ホームからは巨大なビルが見えるし
駅舎のデザインも現代風で
一気に日本というか東京に居るみたいな雰囲気。
ギャップが楽しい。

ICEのエッセン駅…だったと思う

エッセンからゲルゼンキルヘンへ行くのに、
こちらのRB(普通電車)に乗り換えました。
赤くて可愛い、昔懐かしい車両。
ホームの感じも、日本の駅によく似てて、
ちょっとほっとする。

RB。走り出したのを慌てて撮ったのでブレブレに…

ゲルゼンキルヘン→ツォルフェライン

ゲルゼンキルヘン駅からは様々な電車、トラム、バスがでている

今回、ブンデスリーガのシャルケ見学にも行ったので
フェルティンスアレーナへのトラムも出ている
ゲルキル駅を拠点に動きました。

ゲルキル駅は、都内の私鉄でいう
小ぶりな急行停車駅くらいの規模でした。
(ゲルキル駅の詳細は、記事最後に)

RBを降りて、ホームからこの階段を降ります。

日本っぽい…

VRRトラムのチケットを購入

階段を降りていくと、
VRRトラムのチケット販売機があります。

真ん中の赤いのが販売機
これがトラムチケット販売機 ★注意:少し左手に、同じ赤でも、別の販売機があるので間違えないように!
左端のボタンで、言語選択可能

上の写真で、四角で囲ったAチケット
(SingleTicket adult)を選択。
このチケットで、トラムが90分乗り放題らしいです。

すると、こうして金額が表示されるので(2.5€)
小銭を投入。

これでチケットが出てきます。

トラムのホームは地下でした。107番路線のトラムを待ちます。

ではVRRトラムのホームへ行きましょう。
先ほどのチケット販売機の右を見ると
こんなゲートが有ります。

トラムって、路面電車だと思っていたので、あれ、地下から出るんだーと思いました…笑

ゲート前に、オレンジ色の刻印ボックスがあるので
チケットをそこに差し込んで、自分で刻印します。
(チケットの片側に、銀色の印刷部分があるので
 そちら側を差し込んでください)

ゲート通過後、地下に降りると、トラムのホームです。

日本の地下鉄ホームみたいな感じ

ゲルキル駅は、トラムが3路線通っていて、
全部このホームを利用しています。

電光掲示板で、次にくるトラムをチェック。
次は107番のエッセン行きが来るようなので
これに乗りましょう。

時刻表をみると、107番のトラムは少なくて
20分に1本位です。

炭坑見学に行く時は、①「Zollverein(時刻表によってはEssen Zollvereinって書いてある)」と②「Zollverein Nord Bf」がありますが、①の「Zollverein」で降りましょう!

ツォルフェライン駅へ

ゲルキルから107番トラムに乗ると
18分程で、ツォルフェライン駅につきます。

途中の車窓からは、ドイツの普通の街並、
観光地ではないドイツの風景が楽しめました。

見ていると、どうやらトラムは、
殆ど無人駅みたいなので、降車したらそのまま
ホームからでてしまってOK。

トラムの中で、次の停車駅のサイン表示がでます。
次で降りたい時は、この降車ボタンを押しておくと
駅に着いた時に扉が開く仕組み。

ツォルフェライン駅前は、小さくて可愛い家が
並んでいました。(お店などは見当たらず)

ツォルフェライン駅

ツォルフェライン→ゲルゼンキルヘン

いよいよ帰り道。
駅のホームにあるチケット販売機の使い方は
ゲルキル駅と同じです。

駅から炭坑が見えてます

さて、ここで注意。
このゲルゼンキルヘン方面行きの時刻表を見ると
沢山本数が有るように感じるのですが…

下の方にちらっと写っているのが、トラムのチケットです

ホームの電光掲示板を確認して、
同じ107番でも「GE-Hauptbahnhof」が、
ゲルキル行きのトラムです。
107のHanielstr行きだと、途中で枝分かれして
 違うところにいってしまうので気をつけて!)

間違えないで乗りましょう…。
無人駅なので、方向を尋ねられるような
駅員さんはいませんしね。

107番トラムは、黄色で小ぶり。

ドイツの電車はかわいらしい

乗車時は、自分でこの赤いボタンをおして、
ドアをあけて乗車します(自動ドアではない)

乗車したら、チケットをこの刻印器に通しましょう。

トラム車内

これでゲルキル駅まで帰れます!

ゲルゼンキルヘン駅について

ツォルフェライン駅は、上記の写真の通り、
炭坑以外はほぼ何もありませんが
ゲルキル駅のまわりなら、ちょっとした商店街や
スーパー、薬局があります。

駅構内をでてすぐに
(確か上記の、チケット売り場の右手方向?)
地元の人が行き交う商店街が。

軽食が買えるスタンドもあったので、
夕食はここで購入してホテルでいただきました。

商店街の奥には、スーパーもあります。
朝食を少し購入。

旅先で、スーパー見るのもおもしろいよね

ちょっと失敗したのは笑
リンゴジュースだと思って買った飲み物が
リンゴ酢ドリンクで、ビックリしてむせました…

言葉がわからないと、
スーパーの買い物は闇鍋なみのスリル。

更に奥に進むと、商店街を抜けて、
Dmという、ドイツ全土にあるドラッグストア
(マツキヨみたいなもの)もあって便利でした。

ゲルキルまで出れば、いろいろ何とかなる、
と言う感じですね。

チケット売り場の左方面には、コインロッカー有り。

向こうにダンキンドーナツがあってビックリ

ゲルキル駅の案内所には、一人だけ英語の判る
男性スタッフがいらっしゃいました。
上記コインロッカー(6番)の鍵が堅くて、
お金を入れたのになかなか締められず
私が一人で鍵と格闘していたのを、
案内所の中から遠目で気づいてくださったのか
わざわざ手伝いにきてくれて本当に助かりました。
ありがとうございました!
ドイツ、丁寧で親切な人が多かったです…。

シャルケの練習場を見にいくのに
トラムに乗りたいという日本の方にも
この記事がお役にたったら嬉しいです!

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