久しぶりに、滞在許可証延長のお話を詳しく書きます。
9月末で期限切れになっていたので、その手続きです。
2〜3ヶ月前から準備。警察に予約を入れる。
滞在許可証(長期学生ビザ)を延長する場合、
期限切れの2〜3ヶ月前?から
警察のホームページで手続きの予約を取ります。
しかし今回、7月中旬に警察ホームページをみたら、
すでに9月末までの予約は満杯で、
10月上旬の予約しかとれませんでした。
以前、別の時期だったら、2ヶ月前にHPを見てても、
ちゃんとビザ期限内の予約が取れていたんですけどね。
この時期は、年度の変わり目のタイミングなので、
毎年どうしても混むみたいです。ご注意を。
念のため、警察に電話をして、
滞在許可証の期限切れ後にしか
予約が取れなかった旨を問い合わせたところ、
そのまま10月に予約が取れた日に来てください、
とのこと。
こうして、まずは予約だけいれて、
ここから書類の準備に入ります。
必要書類のリスト
以前、7月19日の記事でもちらっと書きましたが、
警察のサイト内に
必要書類のリストが2種類出ていました。
とりあえず、日付の新しい方の書類を信じる事にします。
人によって、必要書類は変わりますが、
今回私が用意したものをまとめておきます。
①Convocation
予約した時に表示されるConvocation
(召喚状)を印刷します。
★私は今回、この召喚状が何故か印刷できず…
念の為、画面内容(字面だけ)コピペで保存して
いたので、その文面だけをとりあえず別の紙に
ペースト(書式は無視)して印刷しておきました。
予約の日は、この紙を提示したらそれでOKでした。
(ひとこと事情を言い添えて。)
②Formulaire de renseignement pour une demande de carte de séjour mention étudiant
今回の延長申請書。印刷して、必要事項を記入。
③パスポートのコピー
④パスポートのビザページのコピー
⑤滞在許可証の両面コピー
(カードタイプのものは読みづらいので拡大を)
⑥入国日のスタンプが有るページのコピー
★これ、警察に行ったら「不要」とのことでした。
⑦写真三枚
★今回は、1枚しか使いませんでした。
⑧居住証明:私はEDF(電気代)の最新の請求書を提示
★ちなみに、請求書の表面だけコピーすれば
OKらしく、裏面や2枚目のグラフのコピーは
その場で返却されました。
★私の電気代請求書は、何故か敬称が
Monsieur(M.)宛になってますが、EDFでは
この程度のミスはしょっちゅうなので、
警察も気にしなかった…。
⑨学習の証明
a.Attestation de pré-inscription ou d’inscription
学校の、仮登録書または登録書
b.Certificat de scolarité
学費納入証明
c.Liste récapitulative des études
フランス入国以降の、学習履歴要約。
HP内に、書式が有るので印刷して、手書きします。
★この辺、人によって用意する書類は変わります。
⑩昨年度の学習実態の証明
Attestation d’assiduitéという、
ちゃんと授業に出席していたという証明書を
学校で発行してもらいます。
★今回は私、秋学期と春学期が完了していたので
Certificat de scolalité(成績証明書)を2期分
出すだけで済みました。
それが出席証明になったようです。
(さぼってたら、パリカトはCertificatを
発行してくれないので…)
これも学校とか、手続きする時期によって
(学期途中じゃCertificatは出ないし)
揃えられるものを準備。
⑪経済証明
これから延長する期間分の月数 × 615€ の
預金証明。
★私の場合は、ケスデパーニュ銀行口座の
毎月の明細(最新版)のコピーを提出してます。
★この辺も、申請者の暮らし方により
(奨学金/バイト/月々送金など…)
人それぞれ書類はいろいろです。
⑫Justificatif de couverture sociale
(pour les étudiants toutes nationalités-sauf ressortissants canadiens – de plus de 28 ans)
これが意味不明で、健康保険の書類なのですが
最後のde plus de 28 ansが、
カナダ在住フランス人にかかるのか
全ての学生にかかるのか
イマイチ判りませんでした。
私は一応、AIU留学保険の証明書を持参したの
ですが、結局不要でした。
以上。すごい数だよ。
全て原本(オリジナル)とコピーを
両方もっていきます。コピーだけじゃダメです。
一応、警察にも証明写真ボックスや、
コピー機はありました。
ただしコピー機は拡大縮小が出来ない機種だったので
滞在許可証カード等、拡大が必要な書類は、
やはり他所でコピーしてきたほうがいいかも。
10月上旬、Convocation当日の手続き。
予約の時間は、11時30分。
手荷物検査を受けてから入館します。
外国人学生の手続きフロアに行くと、
既に物凄い行列でした。
まずは受付カウンターで
必要書類を軽くチェックされます。
(書類が揃ってない学生は、しのごのやり取りする)
チェック後に、整理番号券を渡されるので
ここからは待合室でひたすら待機。
待機。ただ、待機。
なーーーーーんにもする事、無いです。
待合室ではスマホ使用禁止ですし…。
宿題とiPodを持っていって、大正解!
お昼も早めに食べておいて、もっと大正解!!
じゃないと、お腹がなっちゃうよ!
年度はじめは、混雑覚悟ですね…。
待ちきれず、ちょっと抜け出して
雑誌を買いにいく学生もいたようで。
(でもクリニャンクールの駅周辺って、
どこに何があるのか分からない私)
窓口の呼び出しは
アルファベットと番号の組み合わせ。
その順番が若干ランダムなので、
いつ呼ばれるのか測り難いところ。
もしも暇つぶしに外出してて
この呼び出しに出損ねても面倒なので
「長時間待機の時間つぶし対策」をしていくよう
心からお勧めします。
………………………………………そして。
…約、三時間経過。
ようやく私の番になり、
書類を一式渡して、質問事項等に答えていきます…。
今回は、長めに滞在許可がおりました。
今回、今後の学習計画 (上記の⑨−c)に、
パリカトの今年度の秋学期と春学期を受講し
その終了後に日本帰国する旨を記載しておきました。
自分の目標設定も記載。(DELF、DALF等)
すると…
私、次の春学期の学費は未入金だったのですが、
秋学期のCertificat(成績表)と
春学期のInscription(登録)と学費納入が
全て終わるタイミングで
(要は、最終的な書類が全て提出できる段階で)
再度警察に来れば済むようにと、
ムダ無く延長手配してくれたのです。
ちょっとビックリ。
今後1年度ぶん勉強するなら、まだ何度も警察に
手続きしにこないとダメかと思ってました。
次回アポは年明けに。
この時に、新しい滞在許可証カードを受領予定。
それまでは、レセピセ(更新手続き中だという証明書)
のみでつなぐ状況です。
同じ学校に通い続け、
確実にちまちまとレベル(クラス)を上げていく
学習要約を出せたので、
100%学生だ(仕事探しや、移住狙いではない)
という認識をされたのでしょうか。
(一回飛び級、一回ステイはあれども。)
窓口担当の方に、私の学習状況や、
パリカト次学期の手続きのタイミングを
かなり細かく聞かれたので
不思議に思っていたのですが、
そういう配慮だったなら大変ありがたい事です。奇跡。
今までムダに召還されまくっていたから
一回くらいこういうのも有りなんでしょうか。
(ひどい時は、ほんの数ヶ月しか
延長させて貰えない場合もあるし…)
次の召還日時を予約し(=新しい許可証の受領日)
次回の必要書類の説明を受けて(一覧もくれます)
レセピセも発行してもらいました。
これで、この日の手続きは終了。
警察を出たのは、なんと、ほぼ、午後三時…。
さすがに待ち疲れました。
でも無事終わって良かった。
レセピセを受け取れば、一安心。
そんなわけで。
滞在許可証期限切れ+Convocationのみ という
気がかりな10月上旬を終え、
公式にレセピセを受け取り、一安心しました。
あまりに疲れたので、帰り道に虎屋に駆け込み、
できたての、きな粉まんじゅうで一服。
もちもち求肥と、あっさりこしあん。ほっとするよ。
最近、宿題で引きこもり生活ゆえ、運動不足だった。
そこからは、てくてく歩いてセーヌ川を渡り、
家に帰ったのでした。
久々の夕暮れ散歩も、いいものですね。
カメラ持ってたら良かったな。
尚、更新手続き関係は、学生の状況や
学校(1週間制なのか、学期制なのか等)によっても
様々ですので、
この記事はあくまで一例と思ってお読みください。
私も宿題続きで個別質問はお受けできないのですが
初めて手続きする人が
少しでもイメージが掴めたらと思ってます。
ついでに言えば、フランス行政は、
担当者によっても、対応に違いがあります。
基本的に「以前、あの担当者はこう言った」
なんて言う話は通用しないので、
こちらはあくまで、余計な事を突っ込まれないように
最大限の準備をするだけ。
うまく行ったら、御の字です…。みんながんばれ。
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