「ツォルフェラインに行ってきた」と言っても、
ほぼ誰も「ああ、あそこね!」とは返してこない…。
そんな旅をしてきました。(いつもか)
ドイツの産業世界遺産「ツォルフェライン炭鉱業遺跡群」とは
ツォルフェラインは
ドイツ北西部のルール工業地帯にある
世界遺産に登録されている炭坑跡です。
(2001年登録)
建築好きの人なら、写真だけは見た事があるかも
しれません。下記公式サイトの写真も美しい。
1996年まで実際に稼働していたこの炭坑は、
現在は、広大な敷地内を自由に散策できる
市民の憩いのスポットになっています。
オランダの建築家、レム・コールハースが
マスタープランを手がけた、こちらの産業遺構は
新たなレクリエーションパークに生まれ変わり、
地元の音楽祭りやコンサートの会場としても
さかんに利用されています。
そして敷地内には、ノーマン・フォスター設計の
レッドドットデザインミュージアムや、
日本の建築ユニットSANAAが設計した
デザイン大学院もあります。
(今回、時間切れでそちらは見学できず…)
建物内部も見学できるので、ツアー参加がおすすめ
とにかく広い、この炭坑跡。
敷地内は一般開放されているので、
どこでも散歩できます。ただし建物の一部は
ガイドツアーに参加しないと入れない為、
工場好きで、内部見学もしたい人には、
ツアー参加をお勧めします。
ただし。
問題は、これが殆どドイツ語ツアーだってこと。
英語ツアーは、土日祝日の15時からだけの実施です。
私は平日に行ったので、ドイツ語ツアーのみだった為
説明は諦めて、写真をじっくり撮らせて頂きました。
それにしても、なかなか詳しく説明されていたよう
だったので、いつか英語ツアーにも参加してみたい
ものです。
【2013年 Zollvereinガイドツアー】
月〜金 :11時、14時、16時(→ドイツ語)
土日祝日:11時、17時 (→ドイツ語)
15時(→この回だけ、英語ツアー)
所要時間:約2時間
値段:9ユーロ
★英語ツアーは、欧州の休暇シーズンに重なると、大変混み合うので、当日申し込んでも満席の場合が結構あるのだとか。「事前に電話予約をしたほうが良いですよ」と受付の人からのアドバイスあり。
→ ツアー申込電話:+49 201 24 68 10(受付時間8〜20時)電話は英語が通じます。
★12月24日、25日、31日は、ツアー開催無し。
Zollverein駅から、ツアー受付までの行き方
路面電車107番に乗り、Zollverein駅を降りれば
すぐ目の前が炭坑跡です。駅からこのA字型の塔?が
見えるので、それに向かって歩けばOK!
ちなみに、昔の炭坑って言うと、こんな外観です。
今の建物とは、サイズ含めてだいぶ違います。
向かって左の脚の下を抜けてゆき、
ツアー受付まで進みます。
ガラス張りのエスカレーターが見えてくるので
これで受付まで登りましょう!
受付の方は、クリアな英語で対応してくれました。
ツアー代の9€は、カード不可で現金払いのみ。
申込時に「これはドイツ語ツアーですけど、
大丈夫ですか?」と念の為に確認してくれました。
なんでもきっちり仕事しますね、ドイツ。
言い添えると…
ドイツの有名観光地の受付や、
インフォメーションセンターの方達は
英語が通じる事が多いし、説明も正確です。
フランスのインフォメや受付の人って、
人によって言う事がまちまちで
間違っていたり振り回されたりする事も多い。
ドイツに来て、この久々の安心感を
とても新鮮に感じました…対応きっちりしてる。
アジアティックは私だけ。いよいよツアー開始。
内部はもう、こんな感じで、ホントに「工場」です。
屋上からの眺めで、
ブンデスリーガ シャルケの本拠地、
フェルティンスアレーナが見える
(真ん中の、白い円盤状の建物です)
こういうゴツゴツの機械等も美しい。
というわけで、工場好きにはたまらない
ツォルフェライン。
次回、モノクロ写真で、建物内部をご紹介します。
ツォルフェラインで結婚式
ここで結婚式?記念撮影?をしているカップル発見。
よく見ると、花嫁の二の腕にはガッツリ入れ墨が。
頼もしい奥様なんだろうか。
世界遺産で結婚式だね。
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