国が変われば、金融機関や金融サービスとの
付き合い方も変わる話シリーズ、続きです。
Caisse d’epargneから、予告通り、
郵便物が無事に2つ届いたので
再度銀行にアポをいれて
新しいカードと小切手を受け取りに行ってきました。
「滞在許可証がないとフランスの銀行口座が作れない」という話を聞きますが、私のここまでの銀行での手続きにおいては、長期学生ビザのシールを貼ったパスポートを見せたり、居住証明として家賃支払いの領収書を見せたりはしましたけど、滞在許可証については一度も要求されていません。
銀行によるのか?いろんな情報がありますが、これから留学する人、心配しなくても大丈夫かと思いますよ。前回の銀行訪問の記述もご参照願います(余分な苦労談を含みますが…)
カルトブルーと、ネットバンキング
カードは「カルトブルー」というものを受け取ります。
これ、要はデビットカードで、
スーパーなど殆どの買い物はこれで出来ます。
買い物の際は、
レジで4桁の暗証番号を入力して支払うと
「コントチェック」という日常使いの口座から
翌日か翌々日に引き落とされます。
ちなみにこの暗証番号なんですが、
日本では自分で決めることが多いですが
ケスデパーニュでは銀行から暗証番号を
指定してきます。ちょっと新鮮。
さあ、これで私も
晴れてパリキャッシュレス生活に!!!
ただし、
たまにスキミングされることもあるそうで
「ネットバンキングで、1週間に1回くらいは
利用履歴をチェックした方がいいですよ〜」
と銀行の担当者からいわれました。
だから、このカルトブルー用の口座
「コントチェック」には
大金は入れないようにするんです。
もし不正使用されたら、手続きをすれば
(保険があって)
お金は戻ってくるらしいのですが、
返金されるまでに時間もかかるし、
ある日突然
自分の口座からごっそりお金が消えてたら焦るから!
先日書いたように、貯蓄用の口座「リブレA」
(カードは使えない口座)に
大きなお金をいれておいて、
必要な分だけをネットバンキングで
カルトブルー用の口座に少しずつ移していくのです。
私のスキミング経験といえば、
以前ハワイのショッピングモール
(Kate Spadeだったか)で鞄を買ったときに
後日、身に覚えのないハワイのレンタルビデオ
の請求がきたことがあります…。
その時は、セキュリティのしっかりした
カード会社だったので、引き落としの前に
カード会社が即座に当方に連絡をくれて…。
(旅行先でレンタルビデオはないって判断か)
同様の被害が他でも出ていたんでしょうかね。
面倒だけど、ネットバンキングの安心安全も、
タダじゃないってこと。
人生初の「小切手帳」
開設した口座にセットになっていたので
小切手帳も受け取ってきました。
フランスでは、個人間のやり取りでも
小切手がそれなりに利用されています。
例えば学校の学費や、病院、税金、家賃の支払、
マルシェでの買い物など。
故に、小切手のめんどうな点は
Aさんがいつ銀行にいくか分からないので、
いつ引き落とされるかわからないってことですね…。
小切手の換金には
1年+8日間 の期限があります。
小さな金額ならともかく
家賃等の大きなお金になってくると、
引き落とされるまでの間はその金額を
常に口座に入れておかないといけません。
お金がいつもたっぷりと口座に入っている人は
いいでしょうけれど、上記の通り、
スキミングなどを警戒して
さほど沢山はお金を入れていない場合は、
いつ落とされるか分からずドキドキする訳です…
私は慣れていないので、
小切手を使った後は少々ストレスがありました。
(いつ引き落とし?早く手続きして!って思う)
ただ、小切手支払なら、カードと違って
「スキミングされる危険が無い」のはメリットですね。
それから時々、小切手を受け取ったのに
現金化するのを忘れてしまう人がいます。
個人間のやりとりなので、いつまでたっても
引き落としがない場合、私がAさんに
「あの小切手、早く手続きしてね」と
催促するのはアリなんだって。
(個人間の問題だから、これは銀行に催促してもダメってこと)
フランスでも一般的には、小切手を受け取ったら
なるべく早めに換金に行くようですけれど、
ちょっと小切手が見当たらなくなったとか(!)
そもそも忘れてたとか、
人によっては色々あるみたい…
(アバウトな大家さんあるある)
それから、日本人にとっては、
「小切手には金額をアルファベで正確に
書かないといけない」というのも面倒です…。
長っっっ!
フランスにいる間、私は余程でなければ
自発的には使わない気がします…
ネットバンキング万歳。
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