フランスの滞在許可証、受領しました。

手続きいろいろ
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先日届いたOFIIからの手紙に従って
滞在許可証の手続きに行ってきました。
手続きの場所は
バスティーユ駅から歩いて5分のOFII。
(事前にGoogleストリートビューで建物確認!便利ですね。)

メトロの駅を出たあたりで
以前の冬期講習のクラスで一緒だった
北朝鮮からの留学生とすれ違いました。
おおー元気!?と大きく手を振って見送る。
結構フツーにフレンドリーです。

サムネイルの写真はオペラバスティーユ、
いわゆる新オペラ座です。
こちらはガルニエと違って現代的な建物。

パリ在住の場合、滞在許可申請に必要な
健康診断やレントゲン撮影は
この時にOFIIで受けます。
地域によっては、わざわざ他で予約して
胸部レントゲンを撮ってくる必要が
あるらしいので、
フランス国内でも住む場所によって段取りは様々です。

ちなみに今回届いた召喚状には
「食事をしてきてもかまいません」との注釈が。
日本の会社の健康診断みたいに
断食しなくてもよいってこと。
(血液検査はないと思われる)

朝9時の召還だったのですが、
私は早く手続きを終えて
授業に出たかったので、
8時半すぎにはOFIIに着くようにしました。
それでも既に20人くらい並んでいましたね。

到着するとすぐに
ガードマンが一人ずつ召喚状を確認し
申請者を建物の中に案内し始めた
グッドタイミング!
(フランスなのに早めに入館させるなんて珍しい)

ひとつ不思議に思ったのが
OFIIの建物の前に
どうみてもいわゆるジプシーのような
独特の服装の、8人程の一団が居たことです。
ガードマンも特に何か言う様子はなくて
なんだろうとドキドキしながら
自分はそのまま列に並んで建物に入館しました。

受付の女性に、持参した召喚状を見せると
2階に上がって左に進めとのこと。
この人が素晴らしく無愛想で(笑)
噂通りですよ!!(フランスっぽくなってきた!)

2階に上がって、
また列に並んで、だらだら待ちます。
この2階の受付の女性は、恰幅のいい
優しそうな人で、ちょっとほっとした…。
こちらからもBonjour Madame!と挨拶して、
OFFIから届いた書類を見せると
ささっと確認し、目の前の待ち合いスペースで
座って待つようにと、笑顔で言ってくれた。
(笑顔ありがとう)

しばらくすると、数人の名前が呼ばれて
健康診断スペースへ移動。またここでだらだら待つ。

健康診断の内容は?

こんなクラシックな体重計ではなかったですが…(画像:Unsplashから)

◾️体重
服もブーツもそのまま。

◾️身長
ブーツのまま…

◾️視力検査
まずは手元の紙のアルファベを2つ
読みあげるように言われ、
その後で、日本と同じような視力検査ボードで
検査します。
目を押さえる黒いオタマみたいなのは無くて
自分の手で片目ずつかくして検査します(笑)
ボードの表記も、アルファベットです。

そうそう、ここでセキュリテソシアル
(フランスの社会保障制度)か、
医療保険(私の場合、AIUの海外留学保険が
これにあたります)に加入しているかを聞かれました。

◾️胸部レントゲン
3つの小さな脱衣室があって、
まずはそこで上半身裸になり
レントゲン室に呼ばれたら移動します。
日本の健康診断だと、
姿勢や腕の位置などの細かい指示がありますが
そのへんは結構テキトー。
「息すって、胸膨らまして〜!」と
フランス語で指示があり、バサッと撮影して、すぐ終了。

◾️問診
フランス語だけど、とーってもゆっくり話してくれました。
「学生ですか?」
「いつからフランスに?」
「大きな手術はしましたか?」
「予防注射はしましたか?」
 
レントゲン検査の結果は問題ないですよとのこと。

それから血圧、聴診器で呼吸音の確認、
首や喉の触診。そして、レントゲン写真は
なんと各自お持ち帰りです!
日本だとフツーもらえませんよね。
実物大写真だから結構大きいんだけど
白い封筒に入れて持たせてくれました。
 
以前は検尿があったそうですが
今回それは無かったですね。
省略されたのでしょうか。

終わって、また待合室で待っていると
事務の人から呼ばれ(この人は、朝っぱらから
くたびれた感じの立ち居振る舞いでした…)
またあの感じのいい2階受付に戻りました。

受付で提出する書類

ここで、下記書類を提出します。
◾️パスポート

◾️証明写真

◾️居住証明のコピー
家賃の領収書と電気代請求書を両方持っていきましたが、電気代請求書の方だけでよいとのことでした。念のためと思って賃貸契約書も持っていきましたが、こちらも必要なかったです。

◾️55ユーロのTimbre(印紙)
この手続き専用の印紙が必要です。現金支払不可なので注意しましょう。

そしてTimbreにもいろんな種類があるので、
言葉に自信が無い人は
Timbre購入時はお店の人に
OFIIからの手紙を見せながらの方が確実かも…。
(最終手段)

私はTABAC(タバコ屋)を数軒回って
やっと買えました。なかなか無かった!
TImbreはインターネットで購入し
印刷もできるそうなのですが、
私のようなプリンタを持っていない留学生は
TABACを一軒ずつ回って捜すしかない。

元からTimbreを扱っていないと仰るTABACも
ありましたが
「今日は品切れだけど、数日後入荷するよ〜」
と言ってくれる店が自宅近所にあったので助かった!

パリのTABACの看板。フランスは結構喫煙者が多いのか、あちこちにお店がある。(画像:Unsplashから)

さて、以上の書類一式を渡すと
感じのいい2階受付さんが
書類をささっと確認して、
その場で私のパスポートに
滞在許可証のシールをぺたっと貼ってくれて、
健康診断を受けましたという証明書を一枚くれて、
ようやく手続き完了。

これで晴れて私も、合法滞在者に!
(学生ビザの有効期間内に限るが…)

この日の所要時間は
入館してから1時間半くらいでした。
今は混雑時ではないので
早い方だと思いますが…。
まあ、なんでものんびり進むのがフランスなので
ちょっと読むものを持ってくると
時間つぶしに良いかもしれません。
私は授業のノートを読んでました。

OFII館内ではスマホ使用不可なので
メール等はできません。

退館するとき、1階の受付のところに
あのジプシー風の一団が
受付前の椅子に座っていてびっくり。
申請者だったのね…失礼しました。
(召喚状が無いと、OFII館内には入れないから)

さて、滞在許可証がとれたら
今度は「アロカシオン」という
学生向けの家賃補助の申請ができます。

これもまた後日アップします!

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